グレートコンジャンクションについては先ほど書きましたが、
グレコンには実は同じエレメントが連続して約240年ほど続く、という不思議な規則性がありまして。
240年ごとに担当エレメントが火ー土ー風ー水という風に変わってきていて、(ちなみに今は土)
その240年ごとの節目にパラダイムシフトともいえるような社会的な大きな大変革と連動する場合が多いです。
たとえば前回、火から土に入ったのは1780頃、産業革命頃と被ります。
そしてそのあたりから銀行や工場での大量生産が始まることに。
ものを大量に作れるようになったことから商人が大商人になったり、
工場主が力をつけてくる時代に突入しました。
ちなみにそれまでは火の時代ゆえ、物理的な力を持つ方が社会的には上に置かれることが多かったはずです。
法王庁も神聖ローマ帝国の皇帝も、征夷大将軍もその火の時代に力を持ちました。
話を少し戻しますが、
土の時代には
ストックが”もの”をいいました。
どれだけ残高があるか、
学位、築き上げたもの、石高 etc。
伝統や歴史があるところが価値を持ったり、
ブランドといったものがパワーを最も発揮できたのは”物質的なものを象徴する”土の時代だったから。
そして何か物質的なものが”ある”ことが価値を持つ時代で
”もっているひと=rich"ということになり、
所有していたり、ハイグレードなものを使っていることが
色々な物事の判断基準、指針となる時代でした。
例えばですが、金融業ひとつとってみても、
残高、担保にできるもの(物質的資産)があるから
銀行から融資をしてもらえる。
相応のお金を払うから
良いサービスを受けられる(高級店に行ける等)等。
ただ、これからはグレコン”風”からはルールが変わってきます。
今までの成功のルール、勝利のキーワードが”積み上げていく”ことだとしたら、
”どれだけながせるか”、”何を届けられるか””なにを発信しているか”、
”だれ(なに)を繋ぐことができるか”、”フレキシブルに生きれるか”
がこれからやってくる主戦場のテーマ。
(今はまだ土の時代ですが、今の時代に過去の火の時代の時の主軸だったこと(ex:武力制圧自慢みたいなことを言われてもどんびくだけですよね)を言われてもパッとしないように、今後は”もっている”ことを主張することが無粋なことのようになってしまうかもしれません)
つまり、
どういうつながりがあるのか。
なにを発信している人なのか、社会的なクレジット(信用)のあるなしや生きやすさに直結してくるかも、ということです。
お金を稼ぐこと自体はオレオレ詐欺とかダークビジネスでもできるかもしれませんし、
カードを不正利用等すれば人様のお金で何かを買うことも可能です(違法ですが)。
ただ、これからは”評価を受ける基準”、ハイスペックであるという指標そのものが
どれだけ残高があるか、どれだけ積み上げているかというところで判断されなくなっていくので
いわゆる”ファイナンシャルリッチ”は依然として力はありますが、以前のように周りから
賞賛を受けるか、羨望の眼差しを向けらえるかどうかは甚だ疑問です。
多くの社会学者や著名人もそういうことを各々のblog等で書かれておりますが、
星的にもその流れは顕著でして、
”人の褌で・・的な”ことはできなくなり、
どんなつながりがあるか、何を出しているかで
社会的な属性やうちわで使えるトークンのようなものが得られるかどうか、
サービスを受けられるかどうかとか、なんらかのクローズドなサークルに
参加できるかどうかに直結してくる可能性があります。
”一見さんお断りの京都のお茶屋システム”が全世界に広がる的な・・・。
ある意味非常に面白い時代です。
フォロワーの数はお金では買えません。
読者やファン、フォロワーの質も同様に。
フォロワーの数やその質みたいなもので”自分の価値が判断されてしまう”時代がリアルに来るのかもしれません。