グレートコンジャンクション。

 

占星術士の間では”馴染みのある”用語だが、一般の方だと聞いたこともないか、

アニメとか特撮ヒーローの必殺技の名前かと勘違いする向きもいるかもしれない、

そんな”なんだかすごい感”を感じさせるネーミング。

 

その実態は

公転周期が11.86年の木星と

公転周期が29.46年の土星が重なりあう(コンジャンクション)瞬間のことです。

 

それがグレートコンジャンクションで、

実に19、895年に一回しかその瞬間はやってこず、非常にレアな天体配置と言えます。

 

ここでちょっとおさらい。

 

土星:ルール、規制、規則、責任、土台、ベース、軸線、基軸を表し、そこを強化する。

 

木星:パワー、拡大、発展、探求、冒険、倍化、飛躍を表す。

 

 

この二星がドッキングするとどうなるでしょうか?

 

なんとなくルール、規制、責任etcといった、ベースとなるものに影響がでそうかな、

って考えれますよね?!

 

少し飛躍して世の中を支配するルールや、

土台のようなものがひっくり返ったり、

一旦見直しになったりする、

という風に考えることもできると思います。

 

実際に振り返ってみてみると

グレコン(長いので略します)の時期に何か大きな歴史的な事件が起こっていることもあれば、

その前後で時代の流れ・傾向や勝ち組企業の傾向のようなものが変化していたりしています。

 

 

現実社会でもその時代時代にフィットしたものに法律が加えられたり、
改正されたりするように、天空でも
そういう基軸の変化が19.895年ごとに起き、

時代にフィットしないものを壊し、新しい時代にふさわしいものを後押しするような、

そんな破壊と再生の風を吹かしたりします。

(そのためグレコンのあたりの生まれは時代の寵児とか風雲児になりやすいです)

 

各時代のメインプレーヤーになる人たち、ルールメイカーが多く生まれたり、はたまた

そういう人たちが頭角を表しやすくなるのがグレコンの瞬間とその前後(逆行したりするからインパクトを数回繰り返すことがほとんど)ですが、こういった大きい天体のドッキングの時に重要なのは”どのエレメントor星座”でグレコンが起こるかです。

 

1981年は風(天秤座)

2000年は土(牡牛座)

 

と過去を振り返っていくと

その時代に起きたこととシンクロしていてわかりやすいかもしれませんね。

 

1981-2000年は

通信機器が大発達した期間。

イエデンワ(黒電話)から2000年までにポケベル,phs,携帯電話、そして

電話番号(お家の)から携帯電話、そしてそのアドレスに、e-mail。

インターネットやwindowsマシンの家庭への普及に伴って

世界が近くなったり、仕事の仕方が変わったりしました。

 

2000-2020は

牡牛座、土のエレメントがしめす”稼ぐこと、持つこと、そして豪華・ラグジュアリー”がテーマの時期です。

ブルジュドバイの建設、ラグジュアリーホテルがたくさん開業したり、財テクが多く語られる

(it起業家の台頭もありました)年、時期だったかと思います。

FXやシェアカー、airB&b等の出現によって

稼ぐこと、所有についての概念が大きく変わった人も多いかもしれません、

スイカ、パスモ、edy等、電子マネーや新しい決済方法の台頭。

ビットコインやシェアエコノミー。

インパクトがあったところでいうと、

証券会社の倒産や伝統ある大手企業へのメス入れ。

あと最近だと銀行の支店の統廃合、大規模なリストラ等もありました。

 

 

そしてこれから私たちが迎えようとしているのは

 

2020年(12月22日です)は風(水瓶座)

のグレートコンジャンクションです。

 

風は情報や伝達ネットワークを意味します。

 

そして水瓶座は”古きを壊し、

新しきをうむ”星座であり、革命の星の申し子です。

 

その水瓶座で土星と木星が手を取り合って、

新しいルールが制定されていくのが2020/12のグレートコンジャンクションの

大テーマ。

 

もう今現在でも(2018/9月)既に兆候は出始めていますが、

もう機能していない、本来取り去られるべき”旧体制”に乗っかり続けるものは流され、

膿を排出させるべく現れた革命の使徒たちはどんどん世の中でそのプレゼンスを高めていくことになるでしょう。

 

くだんの使徒たちはオールドタイプたちが跋扈する楼閣をことごとくスルーし、

オールドタイプの人たちが入れないような自分たちの世界観を表したデジタルキャッスルを彼らが知らない間に

つくりあげていくのかもしれません。

 

 

2020以降の世界はグレコン②(近日up予定)に続きます。