”あ、電車の遅延。水星逆行だから、しょうがないか!”

みたいな感じで街中でもクライアント様達からも、twitter上やsns等でも

しばしば目にする、耳にするようになってきて「水星逆行」というのはもはや占星術士だけの言葉ではなく、だいぶ”市民権”を得てきた感じがする。

 

実際に水星逆行は一年に2−3回ぐらいあるから頻度も他の惑星に比べて高く、影響を感じやすいこともあるのかもしれない。

 

ただ、冥王星とか土星とか木星とかの逆行はその頻度こそ高くはないが、

”自分の世界観が変わっていくようなこと”とか

”周りのステージや環境が変わる”とかがあるから

逆行のbefore-afterをみていくと凄く面白かったりもする。


例えば、

土星逆行まえは

白雪姫、

逆行後は

シンデレラに

なっている、みたいなね。

お姫様という設定はかわらないかもだけど、まわりのシチュエーションとか、ルールみたいなものが変わっているということもあり得るのが面白いところ。

 たとえば今回の表題にもなっている、大型天体、土星の逆行だけど、

これは0418-0906という比較的長い時間をかけて山羊座の中でバックギアに入った土星が自分と社会との接点についての再考をもたらす暗示。

”あなたのやっていることはそのままでよいのか?”

”その居場所のままでよいのか?”

と、自問自答を繰り返す日々が続くかも。

つまり山羊座のドエス管理官が、勝手に内側をえぐり始めていくから、個人も社会もボロとか愚痴と膿がもっと出ちゃうよっていうこと。

ポジションにあぐらをかいている人たちや既得権に乗っかっている人たちは後述の冥王星(破壊と再生)が逆行している間になんらかの”構造改革”の波がくることになるかもしれませんね!

今まで振りかざした力はなんらかの形にすの姿を変えて自らに戻ってくる可能性も。(それが法則だから)

 

さて、今回の土星リバースについて、非常に面白いのは、土星の山羊座と同時期に木星も冥王星も逆行することになり、この3天体がトリオであとずさり!

後退していくということ。

結果、蠍座木星と土星山羊座が表すテーマがさらにアンダーラインされていき、その二つの星々の示すところは権力と性(不倫とか?!)、パートナーシップ、そして隠し財産だから、それらにまつわるなにかのベールが剥がれていくでしょう。

 冥王星も土星も破壊力抜群だし、しかもその二つがいる部屋が”ストイックなヤギの部屋”だから、破壊力が倍化されて、いろいろな社会的なシステムとか機構とか制度とかにメスが入ってくるかもしれません。


構造改革!みたいな大きな地殻変動が起きて、末端までもが影響を受けるなんらかの大きな変化が起こってくることになること必至。

 個人レベルでいうと

蠍座から見たらヤギのいる部屋は移動とか環境、そしてコミュニケーション。

蠍座は本質、自分、心を表すので、どうしても”心が入っていない仕事・場所・コミュニケーション”というものには

嫌気がさしたり、シフトしたくなったりしてしまう、なんていうことも。

心ここに在らず、もしくは自分じゃない仮面を被らないとやっていけないような仕事は、もう惹かれることもなくなるから、今後も仕事選びの選択肢には入ってきづらいでしょう。

 ロボになるのではくて、心を通わせることができる仕事、オリジナルな役割、心を込められる作品作り、役に立っているなぁって感じられ報われる仕事がこれからは引き立てられていく流れに。

そしてそれを供給でき、受容できる社会やシステムが必要だから、星々は”社会の構造改革”のスピードを更に早めた・高めたのかもしれません。

自分たちのセルフosも新しいシステムにフィットするためにも書きかえが進められて、心が湧き踊る、パッションとやりがいを感じる世界への移行を進めることとそのために必要な禊を行うというのが、今回の土星逆行のテーマなのかもしれませんね!