遥か昔の話。


後年”大神”とよばれるある方は

洞窟の中に引きこもった。


また別のある方は

悪さし放題の暴れ者だった。


また違うある方は

兄弟からいじめられていた。


後に

”引きこもり”は世を明るく照らす太陽神になり、

”暴れ者”は弱者を助く者となり、

”いじめられっこ”は国をつくり、最終的にいじめられっ子は

自国を天からの使者に譲っている。



神とされる者たちでも

引きこもったり、嫉妬深かったり、婚姻外の関係を持ったり、

暴力をはたらいたり、色々な”やっちゃった事件”を起こしている。

そのお役目、精神性、愛情、貢献度、色々なものが評価され、神として社に祀られているが、

当時では”悪行”とされるようなことをしているものもいる。


人間は概して小さくまとまりがちだ。


体裁や社会的慣習、組織のマインド、地域の志向、諸々がその原因としてあげられるが

魂を成長させる為に手かせ足かせとなっていることもある。

失敗しても良い、引きこもっても良い、

たとえ途中で誰かを傷つけてしまったとしても、人生トータルで”+”であれば

それはプラスの人生であると言える。

魂帳の残高は黒字で終わるであろう。


ただ、周りに気を使いすぎるが故に、

もしくはコンプレックスがあって、
そこを逆に利用せずに

そのままで放置して逃げてばかりいると、

残高帳は”ー”で終わることになるかもしれない。

コンプレックスは言わば”アンダーライン”されているところ。

目立つところや気になるところでもある。

それは他でもない、上からアナタにむけられているマーキングである。


”その才能を活用せよ”


コンプレックスとは
その指令のことである。