昨日日曜日、夫と川崎大師に行ったら、今月5月中は、特別な護符「赤札」が貰えると知る。

今月は、川崎大師で10年に一度の大開帳奉修という儀式が行われる月で、列に並べば特別な「赤札」を貰えるとか。


「10年に一度」と言われればそりゃ並ぶしかないと最後尾に並んでしまったのが、運のツキ。


並んだ時には全く予備知識もなく、並んで順番が来れば貰えると軽く考えていたのだが、さすが「10年に一度」、そう簡単に貰えるものではないようで笑い泣き


赤札が貰えるのは、一日に数回行われる本堂のお護摩祈祷(今月なら開帳奉修と言うのかな?)の後だそう。

お護摩祈祷は時間が決まっているので、13時40分くらいに並んだ私達は、14時半のお護摩祈祷の後に貰えると考えていた。


が!本日14時半の祈祷の後には赤札授与はありません!との、まさかの案内。

列の前後お隣さんの話では、「そういうもの」なのだとか。これも修行と思って、14時半の祈祷後に配られないなら、次は16時からの祈祷の後まで待つしかないと教えて貰う。


ここで暴動が起きないのはさすが日本人。更に一時間半並ばなければいけないというのに(もはやディズニーの待ち行列感覚)、誰も脱落したり怒ったりしない。そういうものなのだそう。


係の人も慣れたもので、皆さん列の位置を確認したら、トイレでも水分補給でも自由に出歩いて下さいとの事。

残り一時間半、じっと同じ場所で立って並ばなくても良いらしい。

列を観察すると、長丁場と知ってるベテランさんは椅子を持参して座ってる。


おまけに、10年前も赤札貰ったとか、今月何回も並んで貰っている、今日は午前の部で一回貰い済みなど、もはや赤札集めが生き甲斐な高齢者も多いらしい。親戚、ご近所、友人らに配るという人もいる。

(メルカリで売る人もいそうだけど)


近くの列の人と何故か連帯感も生まれ、皆さん親切にアレコレ教えてくれる。


ウチは一時間半も同じ場所で待つくらいならと、列を抜けて買い物に行ったり、五重塔の見学行ったり(特別に解放中)、信徒会館で休憩したりと時間を潰す。


私が並んだ場所は日除けがあったけど、暑い日に炎天下の下でずっと待っていたら大変だろう。なので係の人も列から離れての休憩を勧めていたのだろう。

高齢者が多いから、熱中症で搬送なんて事になったら川崎大師側も困るしね。


夫とは、2時半の祈祷後に赤札を配らないのは、こうやってぶらぶらさせて買い物させる手なんじゃなかろうかと話したよウシシ


4時からの祈祷では本堂に座れて(列の後ろの人は外で待つのみ)、祈祷後に信徒会館で赤札GET!

ちなみに、赤札入れというのも境内や仲見世で、色んな種類が売っていた。
(これは夫が買った赤札入れ)

並んでいる時に、赤札は折ったり財布の中にそのまま入れるものじゃないと教えて貰う。

他にも、弘法大師の右手と繋がる手綱参拝やら、中書院での無料のお抹茶サービスなどもあり、フルコースで川崎大師を堪能しましたおーっ!