上野宏史です。

 

先週、私も運営に携わった「モンゴル母語保護運動国際会議」が衆議院議員会館で開催。私のハーバード大学院留学時代の同級生でもあるモンゴル国・エルベグドルジ前大統領とのweb会議による意見交換も実施いたしました。

 

中国の南モンゴル(内モンゴル自治区)においては、今年から小中学校の「国語」の教科書がモンゴル語から中国語のものに変更、来年以降は「道徳」「歴史」も同様の措置がとられるとのこと。モンゴル語教育を守ろうとする多くの現地のモンゴル人が中国政府に拘束されたとの報道もあり、エルベグドルジ前大統領も、こうした中国の動きに強い懸念を表明しています。

 

本国際会議をきっかけに、これからも、中国国内におけるモンゴル教育の置かれている状況を明らかにしつつ、不当な弾圧は許さず、モンゴル人の皆様が自らの言語と文化・伝統、そして誇りを持ち続けられるよう、我々の立場で力を尽くしていきたいと思います。