上野宏史です。

 

先週の金曜日、安倍総理が辞意を表明されました。約8年の長きにわたり、我が国の総理大臣として強いリーダーシップを発揮し、内外に山積する課題の解決に取り組んでこられたことに心から敬意を表します。難病と闘いながら、まさに命を懸けて総理の激務に当たってきた安倍総理には、まずは治療に専念され、お身体をゆっくりとお休めいただきたいと思います。

 

安倍政権を間近で見てきた立場からは、史上最長の在任期間もさることながら、前例に捉われることなく、やるべきことであれば決してあきらめず、信念を持って政策を提示し、そして実現していく強い政治の姿が印象的でした。その意味では、総理が「拉致問題、日露関係、憲法改正」が課題として残ったと言及された点、まさに痛恨の極みだったのだと感じますが、安倍総理には、引き続き様々な立場で日本のためにご活躍いただく機会があるはずです。私も変わらず、一議員としてお支えしてまいります。

 

個人的には、私の義父・上野公成が、森内閣・小泉内閣で安倍総理と共に3年3か月にわたり内閣官房副長官を務めたことや、私が妻と結婚した際の仲人を務めていただいたこと(今年で結婚15周年を迎えます)、第4次安倍改造内閣において厚生労働大臣政務官としてお仕えしたことなど、様々な思いがありますが、何よりも、お会いするときにはいつも笑顔で迎えてくださり、ひとたび何かあった際には自分のこと同様に心配し、お気遣いくださる人としての温かさが思い出されます。改めて、安倍総理とのこうしたご縁にも心から感謝を申し上げます。