上野ひろしです。


本日11時から、東北地方太平洋沖地震の発生後、初の参議院本会議が開催されました。


本会議の開会時間は通常10時ですが、今回は、震災発生後の電車の運行の遅れの影響を考慮して、異例の措置で1時間開会が延期されました。

これは、記録が残っている1952年以来初めてとのことです。

また、政務三役など何人かの方々は、これも特例措置として認められた防災服を着用して出席されておりました。


会議では、まず西岡武夫・参議院議長から、東北地方太平洋沖地震で被災された方々に対してお見舞いの言葉があり、その後、全議員で震災の犠牲となられた方々に対して黙祷を捧げました。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014757851000.html

△NHKテレビで報道された本会議の様子


最初の議題は、昨日、災害対策特別委員会で可決 された「地震防災対策特別措置法」で、ツルネン・マルテイ災害対策特別委員長から審議の状況の報告があった後、採決を行い、賛成233票・反対0票(総投票数233票)で可決されました。


次の議題は、統一地方選挙を被災地に限定して延期しようとする「選挙期日等の臨時特例に関する法律」でした。

私は、以前このブログ にも書いたとおり、被災地に限定することなく、全国一律に選挙日程を延期すべきという観点から、反対票を投じさせていただきました。

投票結果は、賛成220・反対11(総投票数231票)で、原案どおり被災地に限定して延期することとなりましたが、総投票総数を見ると、「地震防災対策特別措置法」の投票のときよりも2票減っており、他党からも2名の議員が原案には賛成せず、棄権に回ったということがわかります。


地震の発生から1週間が経ち、来週からは予算委員会の審議、そして各委員会の審議も再開されます。

これからも、国民の方々にとってどのような政策が必要なのかという観点に立ち、主張すべきことはきちんと主張し、実現に向けて最大限の努力を行ってまいります。