上野ひろしです。


本日の午前中(10:32~10:52頃)に、参議院予算委員会(総理出席、NHKテレビ中継あり)で質問を行いました。


これまで、国土交通委員会では5回にわたり質問を行っておりましたが、総理出席の下、国政全般について議論することができる予算委員会では初めての質問です。

今日の予算委員会は「懸案事項についての集中審議」でしたので、私からは、国民に対する言論統制にもつながる恐れがある「防衛省の通達問題」について、北澤俊美・防衛大臣の見解を質しました。


防衛大臣があまりに不正確な答弁をする、また、私の質問に正面から答えないために議事が混乱し、予算委員会の運営を担当する理事の間でも「問題ではないか」ということになり、何度か質疑を中断いたしました。


短い時間ではありましたが、やり取りの中で、最終的には防衛大臣から「自衛隊のイベントに出席する人に対して発言内容を事前に確認する」、即ち、一般国民の発言に対して事前検閲をするという趣旨の答弁を引き出すことができました。(質問開始から16分前後。)

これは、防衛省が出した通達が、国民の言論の自由を侵害するという大変に問題のあるものであることを自ら認めたものであります。当該通達については、即刻、撤回すべきものであると考えます。


NHKテレビでも中継されていたため、ご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の質疑の様子はこちら (参議院インターネット審議中継)から見ることができます。


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△防衛大臣に対し、今回防衛省が出した通達は、国民の言論の自由を制限するものではないかと質問


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△防衛大臣の答弁。右下が私


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△防衛大臣のあまりに不誠実な答弁に議事が混乱。予算委員長のところに理事が集まって対応を協議する。その間、左奥で椅子に座っている防衛大臣に対して、急遽、事務方が答弁内容を教えに来ている(自分の省が出した通達についてきちんと内容を理解できていないということであり、これ自身大変な問題であると思います)