上野ひろしです。


八ツ場ダムに関しては、これまで参議院・国土交通委員会において、馬淵澄夫・国土交通大臣に対し、累次にわたり質問をさせていただきました。


具体的には、私の2回目の質問 の機会(10月21日)に、

○「事業の中止」という予断を持たずに再検証を行うべき

○地域の実情を踏まえ、できるだけ早期に結論を得ること、また、その結論を得る時期をできるだけ早く明確化すること

と馬淵大臣に対して求めました。


また、3回目の質問 の機会(10月28日)には、

○「八ツ場ダム建設事業に関する一都五県知事共同声明」をはじめとした地域の声を反映した決断をすべき

○早急に大臣自らが現地を訪問して、事業の進捗の状況を把握するとともに、地域の声を聴く機会を作るべき

と求めました。


馬淵大臣からは、委員会の場において、「早期に現地を訪問すべく、具体的な日程調整を進める」旨の回答をいただきましたが、その言葉どおり、本日、八ツ場ダム建設予定地を御視察いただきました。


そして、視察後の大澤正明・群馬県知事との懇談において、

●「中止の方向性」という言葉には言及せず、予断を持たずに検証していく

●2012年度の政府予算案の中身に反映できる時期(2011年秋)までに結論を得る

との考え方を示されたとのことです。(時事通信社による報道


馬淵大臣には、本日の御対応を感謝申し上げるとともに、今後とも、国会での議論、また、地域の声を十分に反映した御判断をいただけることを希望いたします。