上野ひろしです。


昨日、国土交通委員会において、参議院議員としての初質問を行いました。


今回の委員会は、香川県佐柳島(さなぎしま)沖で海上保安庁のヘリコプターが墜落したことを受けて開催されることになったものであることから、まず、この事故についての質問を行いました。

その後、現在、極めて厳しい状況にある我が国経済の活性化のための予算措置の在り方についての質問を2問行いました。(具体的には以下のとおり。)


限られた時間の中で時間配分をしつつ、核心を突いた質問を続けるためには、事前の丁寧な準備が必須なので、また、臨時国会での質問に向けて用意を進めていきたいと思います。

後日、詳細な内容についても、この場でご報告させていただきます。



○参議院国土交通委員会質問(平成22年9月7日)


1.海上保安庁ヘリコプター墜落事故について


(1)実効性のある事故対策の実施

(→これまでも事故が起こるたびに対策がとられているはずだが、また今回5名の方が亡くなる事故が発生した。単に報告書を作ったり、型どおりの確認をするということでなく、真に実効性のある対応を求める)


(2)海上保安庁における危機管理体制の構築

(→事故の原因となる可能性もある重大な事実が現場(第六管区海上保安本部)の判断で、本庁、大臣に伝えられていなかった。これは海上保安庁における危機管理上重大な問題であり、早急に情報管理のルールを策定するなどの対応をすべき)


2.平成23年度概算要求について


(1)公共事業予算の確保に関する考え方

(→無駄な公共事業を削減するのは当然であるが、一方で我が国の経済の活性化のために、真に必要な公共事業はできるだけ早期に実施していくことが、現在、厳しい経済状況の中で苦しんでいる地域の経済に活力をもたらすためには必要ではないか)


(2)効率的に公共事業を実施するための事業評価の在り方

(→予算が限られている中で、効率的、効果的に公共事業を実施するためには、より適切に事業の評価を行うことができるよう検討を進めるべきである。その上で、地域の意向も踏まえ、適切な公共事業の実施を求める)