ピエロブログ 天保山~仕事とプライベートの間で②~

 

こんにちは。まだ梅雨が明けないですね。ピエロの営業主任です。

さて、前回の続きです。

 

N部長と別れた私は天保山に向かいました。

何故、天保山なのか?

それは、天保山が日本で2番目に低い山で、その低山を登頂制覇するために、です。

実は天保山は6年前までは日本一の低山だったのですが、その座を宮城県仙台市の日和山に奪われました。しかし私にとって日本で2番目に低い山というのは非常に魅力があり、今回の天保山行きとあいなったのです。

 

皆さんは天保山が低山という事を知っていたでしょうか?

実は私もわりあい最近まで知りませんでした。私が知るきっかけとなったのは、このブログでも取りあげたことのあるノンフィクション漫談家のコラアゲンはいごうまん氏のライブででした。

数年前、大阪は十三で彼のライブを観に行った時に地元ネタとして天保山を取りあげていました。そして天保山が日本で2番目に低い山である事、標高4.53mという超低山にも関わらず登頂したら登頂証明書が貰える事、山岳救助隊が存在する事(但しこれまで1度も出動した事がない)などを知り、このツッコみどころ満載の低山に少なからぬ興味を覚えました。

 

で、実際天保山の登頂を試みたのですが、

 

「まったく山に登った気がしない」

「登頂したという満足感がまったくない」

 

というのが正直な実感でした。勿論、周囲にいる人の誰もが天保山の頂上を目指していませんでした。

 

達成感ほぼ0%の気持ちのまま天保山のある公園を出、登頂証明書を求めてその辺の商店(登頂証明書はこの付近のいくつかのお店の人が管理しているらしい)をさまよい、とりあえず何処に行ったらもらえるか訊こうと目についたお店で登頂証明書の事を訊くと、「ああ、どうぞ」とこれもあっさりくれるもんだからまこれまた拍子抜け。一応、登頂証明の写真を撮っていたのにそれも見せることもなく、しかも無料で貰えちゃったので一気に気が抜けてしまい候。せめてものその店で売っている開店焼きみたいなものを3つ程ほど買って食べながら天保山駅へ向かいました。味は普通。

しかし、山岳救助隊はいったい何処に待機しているのやら。

ひとつの謎を残したまま、私は天保山を後にしました。