先輩の、先輩は 中学生 | 日本で唯一の実践ビジネススクール

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フリーターで働いた10代から20代の生活を経験し今の若者に何か、起業するためのヒントを与えることができればとアパユアーズを全国展開年商60億円の起業に育てる。
「年商1億円の起業」を目指せと
ヒューマンアカデミー事業を設立してます。

2年ぶりです。


たまたま、大分に帰ってきた日に当社の専務から


電話があり、伊藤先輩大分ですよ。


さっき事務所に来ていたので、電話されてみては・・・


ということで、高校時代からお世話になっている先輩に


電話した、


先輩、「植木くん 久しぶりやなー、元気か?わしも相変わらずや」


「先輩 いつまで大分ですか?」


先輩「明日には山形に帰ろうかと思って・・・・・」


私、「ですか、今からは無理ですが22時ぐらいからでも


よかったら、時間ありませんか」


先輩「こっちはいつでもええよ。 電話して」


それから22時に指定されたとこに行き、先輩と


近くのファミレスに ・・・・・・・


久しぶりに会っても高校生の時に来ていた


ファミレスで会う・・・・・・粋ですよね。


先輩は今の現状や、今の仕事のこと


そして、何より自分のことより


私たちのことを心配してくれていた。


自分のことはさておきと・・・・・


ところで植木は経営大丈夫・・・


100年に一度やし、この状況


嫁さんは、子供は・・・・


会社のみんなは元気か?


専務はどうか?上野君(当社の役員)は何してる?


みんなのことばかり・・・・・・・


私も、「自分らのことはいいですから、


先輩はどうですか? 」 


うん どうにか生きとるよ!


というか生かされている。ような感じやね。


最近、子供に感謝しとるんよ。


先週けんかしてね。 木刀で殴り合うぐらいの喧嘩や、


腹の虫が治まらんと思ったら、よくよく考えると


わしが悪いんよ。 ろくな親でもないくせに


偉そうなことばかり言って、長男からしたら


ええ加減、言われたくないことを、偉そうに言って


よく考えたら、わしが若いころ人によく言っていたことが


今になるとよくわかるんよ・・・・・・


人にきつい事言ったら、全部自分にも帰ってくる。


同じ、ぐらいの気持ちで帰ってくる・・・・


子供からでも学ぶんよ。  植木君も勉強やね。・・・・・


確かに先輩は、今日はいろんな話をしてくれた


高校からの話や、空手で一緒に稽古した時の話も


しかし、 先輩が一番 大人です。


先輩は、奥さんの子供さんを実の子のように


世話して、しかも3人


しかも、4年前から 視力を失い、あんまさんの学校に


いきながら、奥さん、子供さんを養い、もちろん奥さんも


働いていると思うが・・・・・


4年前も、目が見えないのに、気遣って、待ち合わせ場所に


自分で来て、


 今日も 一人でせんといかんのよ。 甘えるから・・・・


と待ち合わせ場所まで・・・・・杖で


あの空手の大会に出ていた元気な先輩ではないけど


今が一番 大きく見えます。


目が見えないハンディーを途中から背負い


しかも、子供さんにもいい高校生かしてやる・・・


という先輩


自分のことより人のことばかりの先輩


自分のことより常に人のことを先に気にする先輩


この先輩の 先輩が いるという話を聞いた。


中学1年生で 小児がんで片足切断、肺に転移、


両目も見えない、12歳の大人がいるそうです。


先輩は、なーに いつもいつも、この先輩と話をすると


すべてのいやなことは小さい、小さい、小さすぎるよ。



彼は 本当に 生きようと本気でおもっとる。


常に 前向きや・・・・・


人生の先輩に俺も負けられんわ・・・・ワッハハハ!


植木、 大変やけど、がんばれよ・・・・・・・・



先輩を、家の近くまで送り、先輩はいつものように


ここでいいんよ。 ココからはわし一人でかえるは・・


「でも・・・いいですよ。家まで行きますよ・・・」


「馬鹿たれが・・・・・・・」 先輩


先輩が 家路に着くのを見届けて、私は一人思いました。


おれ、ぜんぜん大変やない。 


先輩の苦労が100なら


おれは、 1にもなってない。


そんな気がして、頭が下がった。


持つべきものは、 人・・・・・・しかないな!