なおと☆なほが、2016年~

胎内記憶・中間生記憶を思い出してからのわが家の日記

 

 

 

 

2025年9月17日 

 

なほさんは、小学校でバトンをしています。

週に一回、1時間。

本気コースはなく、楽しくバトンをしようのゆるゆる会。

 

なほさんは、小さな頃から変わらない。

 

好きなことだけ、楽しいことだけする。

 

練習して、もっとできるようになりたいとは思わないようです。

 

バトンの1時間/Wだけ、楽しみます。

ピアノなんて、30分/Wだけ、楽しみます。

 

当然上手くなりません。

 

月単位の変化は全くわかりません。

それでも2年前に比べたら、少しは上手くはなっています。

 

 

家で、バトンは何か高い場所にあるものを取る時に使います。

ピアノは、もっぱらタブレット置きです。

今だけ期間限定で、学習発表会でやるであろう木琴の練習として、両人差し指演奏が聞けます。

きっとピアノは飛びはねて喜んでくれていると思います。


 

得手不得手はみんなにあります。

 

バトン大好きが全身からあふれ、もっともっと上手くなりたいと真剣に練習して、激しく上手なおちびちゃん達がたくさんいます。

 

そんなおちびちゃんを見て、「すごいね~大好きなのが伝わってくるね~。」とは言いますが、「人は人、なほはなほじゃけ~。」と、わが道を歩んでおられます。

 

そんななほさんも、バトンを投げて1~2回転してキャッチする技が難しくて、どうやってもできないので、YouTube先生にお伺いを立てておりました。

 

そのため、母のYouTubeには、動画を見るほどの興味はないのに、バトンのおすすめ動画が上がってきます。

 

この中学3年生(2年前)の男の子が、世界へ挑むバトン動画もおすすめされました。

 



初めて、見てみました。

 

3分後【バトンと話をする】と少年がさわやかに語りだした時点で、即消しました。

 

母の苦手なやつです。

 

物とどうやって話すんよ。

バトンよ、バ・ト・ン。

無いわ~と。

 

母は、糀を醸します。

味噌やしょうゆを仕込みます。

(最近やる気0で、作っていないですが)

 

糀や発酵物を仕込む時に、糀や材料達と会話をしてね、タイミングなど糀に聞いてあげてと習うのです。

どの人も同じようなことを言うのです。

あの空気感がすごく苦手なのです。

 

無いわ~。

 

 




10分後。

それなのに、もう一度、バトン少年の動画の続きを見ていました。

 

無いわ~と感じたのに。

 

続きを見ようと思い直したのは、少年がバトンを極めていたからです。

 

好きで好きで、やり続けているからこそ、たどり着ける境地がある。

その境地に立つ少年が、バトンと会話している。

バトンに限らず、物事を極めた人が、たどり着くのが、物質と向きあい会話なのだとしたら…。

 

無いわ~と毎回拒否反応を示すのは、母がそこに到達していないからか?と思い、見てみようと。

 

 



見てみました。

 

小さな頃からずっとバトンをやり続けている少年なのに、完成度を高めるために、中2からバトンと会話を始めました。

”投げる方向についてこい”と伝えると、自分に吸いついてくれるようになったと話していました。

 

完成度を高めるものを何も持っていない母には、分かりかねる領域ですが・・・

 

あ~、これ、なほには出来るかもと思い、バトン前に見せてみました。

 

 

なほ「あ~~、バトンが始まる時と終る時に、”いつもありがとう、今日もよろしくね”と”今日もありがとう”ってバトンに言っとったけど、踊る前に、バトンと話してなかったわ~、話してみよ~。」

 

母 え~、バトンの度にありがとうってあいさつしとったん?

 

なほ「うん。

ま~それは、別に当たり前のことじゃけ~。」

 

母 そっか~、や~そりゃ~そうなんよな~当たり前なんよな~。

母さんが知らんだけでというより、忘れとるけ~思いもつかんだけで。

毎回?

 

なほ「うん。」

 

母 あ~~、じゃ、体育館にも伝えたら、もっといいかもしれんね。

 

なほ「学校には、毎週月曜日に”今週もよろしくね”と

金曜日に”今週もありがとう”って伝えとるし、バトン前にもよろしくねって言っとるけ~。」

 

母 そうなん!!さすがですな~。

母さんが伝えるまでもなく、やっとるんじゃんね。

やっぱり、色々覚えとるといいね~。

 

物も人も一緒なのが分かっとるけ~、感謝を忘れず伝えられるけ~いいな~。

母さんは、意識せんと、物も自分も同じって思えんけ~、感謝とかほんまにすぐ忘れるわ。

じゃ、今日は会話してみて。

違いをまた教えてね~。

 

 

 

 

 ⭐⭐

バトン迎え

 

なほさんがバトンを始めてから初。

わが県にバトンを初めて伝えた70代レジェンド、先生のお母様が2時間もかけてきてくださっていました。

 

とても粋、おしゃれでレジェンドオーラが凄まじい。

 

ここぞとばかりに6年生軍団が、技を教えてもらう。

教え方が、また上手い。

70代で、もう踊れないけれど、バトンを触ったこともなかった方々に、うん十年伝えてきた言葉には、確信と含蓄がありました。

 

 

なほさん、いつもなら10本中8本位を、ぼっとぼっと落とすのに、投げて回って取る技をほぼほぼ決めていました。

 

さすがレジェンド。

やる気を引き出せるなんて、素晴らしい。

 

6年生軍団、汗だくだくになりながら、初めてみ▪ん▪な で必死に練習をしておられました。

 

 

⭐⭐

終了後

 

母 や~すごかったね~。レジェンド、先生のお母さん。

レジェンドのおかげで、なほ、今日、スピンとってもきれいじゃったね。

あんなにきれいに投げて、キャッチできるの初めて見たわ~。

良かったね~教えてもらえて。

 

なほ「先生のお母さん、分かりやすかった~。すごいわ~。

まっすぐ投げて、スピンも今日が一番きれいに出来たけ~。

でも、教えてもらう前から、今日は、よく取れよったんよね。」

 

母 そうなん、前半見てないけ~。

いつもより取れたのは、何が良かったんだと思う?

 

なほ「バトンと話したけ~だと思う。


あの男の子みたいに、始まる時にバトンに”手に戻ってきてね”って伝えたんよ。」

 

母 そうなん!

話したんじゃ~。

バトンも返事してくれるん?

 

なほ「バトンは”うん”って返事してくれとった。

いつもと全然違ったんよ~。

ほんまに、手に戻ってきてくれたんよね~。」

 

母 そうなんか~。

いいな~、大事なものと話せるって。

ほったらかしのピアノも会話してあげたら?

 



わが家のピアノ



なほ「ピアノとは毎日しゃべりょ~るよ。

ピアノは、おしゃべりじゃけ~、ずっとしゃべりょ~る。

なほは、毎日聞き役よ。」

 

母 そうなん!!

そりゃ~、弾いてくださいよ~頼みますよ~って懇願されよ~るんじゃろ?

 

なほ「違うし。

今日何があったか聞いてくるけ~、学校であったこととか話とったら、ピアノはすっごい良い反応してくれるんよ。

質問とかもすごいしてくるし。」

 

母 母さんも学校の話聞きたいわ。

母さんもいい反応もするよ!

毎日プンプンしとるけ、話してくれんけ~。


一人劇場じゃないんよね?

想像や妄想じゃないんよね?

 

なほ「そんなわけないじゃん。」

 

母 ピアノの何と?木と話とるん?

 

なほ「ピアノに入っとる魂と話とる。」

 

母 そうなん!!

全部の物に魂が入っとるん?

 

なほ「このノートとかは入ってないよ。

ずっと長いこと一緒にいる物とかは、途中から入ることもあるし、最初から入っとる物もある。

ピアノは買う時から入っとった。

 

入ってないものも多いけど、今日もありがとうねって言うのは、魂が入っとっても、入ってなくても、全てに言うよ。

会話は、魂が入っとるものとしか出来んけど。」

 



 なほ毎日の祈り




 星星

 

今日話したことを、洗い物をしながら振り返っていたら…

 

あら~~~~、母この今見えている物達、何一つ自ら生み出していないことに、今更ながら気付きました。

地球が作り出してくれた材料を使い、どこかの誰かが発明し、開発し、製造し、輸送し、販売ルートにのせてくれ、紙幣も作ってくれる人がいて、わが家にご縁があってやって来てくれているんじゃありませんか~。

感謝もせんと、当たり前のように使わせていただいて、申し訳ありません。

毎日毎日ありがとうございます。