今から50年前の今日74年5月12日に
友人達と初めてカンフー映画を見に
行った。
ご存じのように当時は前年日本で公開
された燃えよドラゴンからカンフー映画
ブームがブームになっており、雨後の筍の
ように〇〇ドラゴンといった香港映画の
カンフー作品が次々と公開されていた。
片腕ドラゴンを見に行った同級生が‘
凄かった’と言うので咆えろドラゴン起て
ジャガーを行こうと思ったら同時上映が
ドキュメンタリー映画の世界残酷物語
だったので行く事ができず、GWから公開
されていた荒野のドラゴンと子連れドラゴン
女人拳の2本立てを友人達と一緒に見に
行ったわけだ。
子連れドラゴンは敵キャラが燃えよドラゴン
のヤン・スエ=ボロを彷彿させる筋骨隆々で
驚いたり、荒野のドラゴンがなぜか日本語
吹き替え版になっていたりチェン・リーらの
アクションに感動したりしている中で唯一醒
めていたのが燃えよドラゴンを兄と見に
行っていたNクン。
‘全然大した事ない、ブルース・リーはまだ
凄かった’と断言するのだが、正直言って初
めて見たカンフー映画に魅了されてしまって
いたわけだ。
当然のように見終わった後はNクンを除いて
興奮し、電柱に蹴りを入れたりする者がいたし、
さっそくカンフーにかぶれたわけだが1カ月程
後にブルース・リーのドラゴン危機一発を見ると
Nクンの言った‘ブルース・リーはまだ凄い’を
実感するのだった。