更新さぼってすみません。
大変忙しい師走を迎えています。
ついにここに来て今年初めて体調を崩してしましました。
ということで今日はとある宴を欠席して書いています。
今日は「山会議」という官民が一体となって今後の山について話し合う会議に出席してきました。
最近山の話題が新聞・ニュースでよく取り上げられています。
誤伐や盗伐という暗い話題も多いですが。
私たちが住む宮崎県は森林の宝庫です。
県土の76%に当たる58万7千haが森林に囲まれ、杉の素材生産量が26年連続日本一の林業県です。
森林は清らかな水を蓄え、自然災害から私たちを守り、二酸化炭素の吸収によって地球温暖化を防ぐなど、私たちの暮らしにとってかけがえのない存在です。
そんな森林の維持が今一つの社会問題になっています。
林業労働者の減少や高齢化、木材価格の低下などの要因により、手入れの行き届かない森林が増加し、その結果維持が難しくなっているのです。
山主さんたちは手入れに費用がかかり、間伐を行って木材を売っても労賃などを差し引けば補助金をもらって良くてトントン、下手をすれば赤字です。
そんなことなら手入れするだけ無駄だ、という訳で山が荒れていく悪循環です。
そこで最近ニュース・新聞等でちらほら聞くようになったのが『森林環境税』。
政府与党が進めて2024年からの施行を目指しており、個人の負担分は1,000円/年が住民税に上乗せされそうです。
ちなみに宮崎県は以前から独自の取り組みを行っています。
先人の方々が日本の未来の為に植林してくれた大切な資源を守り、次世代に豊な森林を残していくという事は今の時代を生きる私たちの大きな責任だと思っています。
もちろん、私は木材業界に身を置く立場でもありますので、業界団体一丸となって様々な取り組みを行っています。
また増税か・・と思われるかもしれませんが、日本政府はこの『森林環境税』の意義を国民全体に周知して推進されることを祈っています。