世田谷区の成城から大蔵にかけては、黒澤明監督の不朽の名作「七人の侍」(1954年)のロケ地の名残りが見られます。
この緑地がそうです。
ここに農民たちの村がありました。
70年前のこの地は、映画の中では、アカマツ林の丘陵にみえます。
薪炭林だったのでしょう。
今でもそのアカマツがあります。当時は若木だったかな。
左のイヌシデなども当時からのものと思われます。
立木の密度からも、人が手を入れていたことがうかがえます。
現在では、常緑広葉樹が増えました。
映画では、村人たちの集落の背景になっています。
撮影は真冬にもおこなわれたそうです。
この緑地のほど近くに、現在も東宝のスタジオがあります。
七人の侍と同時期にゴジラも東宝で生まれました。
七人の侍のロケ地についての本も出版されています。
成城での映画についての本もあります。