3月28日(木)

造林学研究室の新4年生と一緒に埼玉県飯能の山林に出掛けました。


飯能には、天覧山、日和田山など、人気のある山があり、注意喚起の看板があちこちにあります。


こんなお手製の看板もありました。


水害の看板も高麗川沿いにあります。


今回は、実習でお世話になっている方から、私有林を研究対象林としてお借りしました。


スギの倒木。

根系が発達していないことがよくわかりますね。


谷地形の植生。

これは、ミヤマシキミ。


ムラサキシキブも群生しています。


踏査、検分をして、調査プロットを決めました。


コドラートを林地に作っていきます。


次にメッシュを張ります。


4人いれば、サクサクと作業が進みました。


今回は、毎木調査(樹高、胸高直径)、植生調査も行いました。


これは、樹高測定。


これは何でしょう?


タヌキのためフンです。


野生動物の痕跡。


鳥の巣もありました。


こちらは、ヌタ場です。

イノシシのフンもあちこちで見かけました。


お昼やすみ



午後はもう一枚プロットを作りました。


これは、サカキ。

ヒサカキではない、本サカキです。


サカキの実生は、林床のあちこちで見られました。



こちらは、ミヤマシキミ。

陽当たりの良い場所で見られます。


林地の斜度は25度前後


林冠のようす。

ヒノキ林冠の下に、ヤブツバキ、アラカシなどの常緑樹の樹冠が点在しています。

この林地で30%の間伐を実施させていただく予定です。


今日は樹冠投影図も作成。

ポールが一本しかなかったので、急場しのぎで、もう即席の一本を作りました。



午後4時過ぎに下山。

今年度も良い卒論研究ができそうです。


研究室に帰着。

採取した樹木の中には、クスノキがありました。

飯能の林地では、暖帯の樹木も混ざってきていますね。