12月28日(木)

信州・高遠町の朝です。

城下町です。

街灯のガラスには、高遠のシンボルである桜の花がデザインされています。🌸


※今回は、2023年末スペシャル

 通常の3倍の写真数でお届けいたします。


ここは、老舗の造り酒屋。


高遠は、水も美味しいところです。


このお店に昨年末は学生4人と入ったなあ。

モンブランケーキも、カフェオレも美味しかったです。


高遠は、おまんじゅうでも有名です。


なるほど、こんな風に焼き印を押しているのですね。


高遠のまちに来て、私が毎回たずねるのがここ。

まちのあちこちに古本の無人があります。


様々な古本、洋書もあります。


去年は学生に待っていてもらって、ダッシュでこの棚を見にきました。


高遠は、山林、里山とまちが近いところです。


毎年わたしがお世話になっている部屋。

どこに泊まっても、お布団やシーツ、枕カバーなどはきちんと畳んでお返しいたします。


そして、朝ごはん!

鉄板は目玉焼き用です。🍳


今回のご飯は、なんと松茸ご飯!

私はおひつ全部を完食しました。🍚


こちらは、きゃらぶきではなく、さつまいものツルです、とおかみさんが説明してくれました。


ナンテンの葉も添えられています。


イナゴ。

昨年、学生はびっくりしていたなあ。

前は、学校でも捕まえに行きましたが。


蜂の子。サナギも入っています。

今年は蜂の子が豊作だったそうです。

なんて高貴な甘さなのでしょう!

至高のスイートです。

サナギの皮はシャクシャクします。


おみそ汁のお味噌は自家製とのことです。

どの一品も本当に美味しかったです!


今年も大変お世話になりました。

重ねて御礼申し上げます。😊


充実した朝ごはんのあとは、上伊那森林組合の丸太置き場へ。

アカマツ、カラマツが主体です。


薪ストーブのご家庭が多く、薪も重要な生産物です。


その薪もアカマツです。 🪵


こちらは、地元研究会の事務所。


昨日みなさんで出掛けた天然のアカマツ林からの製品です。

これは、昨年学生と選木をしたアカマツ実生の葉から精製された精油。

やはり若々しい香りです。


そして、アカマツの葉からは、サイダーも造られ、販売されています。

高遠のお城とアカマツが描かれています。


山林にも近い丸太置き場です。


高遠からは、杖突峠を通って、諏訪へ。


諏訪上社の守矢資料館を訪ねました。


わたしの祖先も、数百年前、諏訪大社の神官をしておりました。

当時の氏名は、上原ではなく、神原(かみはら)でした。


資料館の設計は、諏訪市出身の建築家、建築史家の藤森照信(1947〜)先生。

藤森先生は、オフコースの小田和正さんと、東北大学建築学科の同期とのことです。


建築学科の学生さんと思われる方々も来ていました。


土と木で作られた、藤森先生らしい建物です。




昔の守矢山と諏訪大社。


昔からアカマツの多い地域だったようです。


当時の風習も展示されています。




映画「もののけ姫」を連想しました。


資料館内は、撮影OKです。


資料館では、とてもご丁寧にご説明をいただきました。

長時間まことにありがとうございました。


御柱を思わせるものがあちこちにあります。


これは、カヤの木。


原始時代からの信仰です。

遠くアフリカ大陸にも同じような樹木信仰がありますね。


さて、ここでクイズです。

一見、ジブリの世界のような?

これは一体なんでしょう?


こたえ:なんと茶室です!


こちらも藤森照信先生の設計。

「空飛ぶ泥舟」との名前もつけられています。


茶室の入り口。

いつかこの茶室でお茶をいただくことはあるかな?

🍵


こちらは、クリの木を支えにした藤森作品。

「高過庵:たかすぎあん」という名前の茶室です。

世界で最も危険な建物のベスト10に入っているそうですよ。


いつか登ってみたい。


これも藤森先生の茶室。

こちらは、「低過庵:ひくすぎあん」との名前がつけられています。


茶室の入り口。


茶室のそばにあったアカマツ実生。

今回は、アカマツの旅でもありました。


帰りは、JR茅野駅へ。

茅野市では、国宝の縄文のビーナスも発掘されています。


駅の並びのビル内には、こんなスペースがあります。

本が多いところは、信州らしいですね。


こちらも本棚のある空間。


畳スペースもありました。


これは、何語の星の王子さまかな?


藤森先生と先程たずねた高過庵の写真もありました。


そして、最後に、茅野駅に来た時に私が毎回たずねる本屋さんへ。


今井書店です。


店内には、1967年の諏訪湖の写真もありました。

かつては、こんなに人が氷上にのっていたのですね!