皆様、片頭痛で入院をしていた件をお伝えした記事に沢山のお見舞いメッセージをありがとうございます。
片頭痛というものは、発作時に頭が割れそうに痛くなり、吐いて、全く動けなくても、発作がおさまるとウソのように爽やかな日常に戻れるのです。
だから痛みがおさまり、それまで寝込んでいてやれなかった事をキビキビとやりはじめた私を見ると、片頭痛もちではない方にとったら「あんな痛がってたのはなに?大袈裟?」に見えてしまうと思うし、それも仕方ないかなと思います
でも今回の発作は酷すぎてなかなか痛みが引かないし、今も完全におさまってるとは思えず、まだカロナールを飲み続けていますが、とにかくまたあんな風に痛くなるのが怖くて仕方ないです
入院前の発作は、実は、朝の5時前に痛みで目が覚めるところから始まりました。
これまで数えきれないほど繰り返していたパターン
「朝目が覚めたらすでに痛かった。」
ではなく、いタァぁぁァァアア
という感じで、ビックリして目が覚めた感じです。
同時に、5秒前まで寝ていたはずなのに、生あくびが止まらなくなり(私は目の前キラキラはしないのですが、生あくびと涙が止まりません)、痛みの種類も片頭痛のそれだったので、ベッドサイドの引き出しに入れてあるレイボーを飲みました。
痛み始めてすぐならエレトリプタンを飲むのですが、実はもうここにくるまで既に3日ほど中程度の片頭痛が続いていてエレトリプタンとカロナールを毎日飲んでいたので、レイボーしか手がないと思いました。
レイボーを飲んだはいいけど、今度は吐き気がすごい。
トイレに行って吐きたいんだけど、トイレに行くこと…っていうか、頭を動かすなんて絶対無理で、狭い家なのに隣の部屋に寝ている夫に電話をしました。
頭痛くて吐きそうなんだけど、ビニール袋持って来て
と、やっと伝えて、ビニールを貰ってすぐに🤮
薬も吐いてしまったと思ったので、もう1度レイボーを飲みました。
(レイボーは1度に100mg服用出来るのですが、体質により50でもいいので、私は副作用の目眩が辛い為50ずつ飲んでます。だから、もう1度すぐに飲んでも総量は規定範囲内です)
夫に「片頭痛の痛みなんだけど、こんなに痛いなんて変な気もする。申し訳ないんだけど、1時間経ったら私の様子を見に来て欲しい」
と伝えて、生あくびを連発しながら苦しんでいると1時間しないうちに少し楽になってきて、更にレイボーを飲んだ時の目眩と眠気が来て寝落ちしました。
夫が様子を見に来てくれた時、うっすらと「治ってきたから大丈夫そう…」と返事をして。
その日は夫が娘の朝食を作り幼稚園に送ってくれたので、私はそのまま寝ていました。
朝10時ごろ、まだ頭が痛いのでカロナールを飲み、少し治ったら家事をしてメイクをして娘を迎えに行くつもりでいました。
そしてお昼12時ごろ。
カロナールは全く効かず、痛みがどんどん増してきて頭が割れそうになり吐き気がするのですが、やはりトイレに行くことも出来ず、かかりつけ医に電話をして症状を伝えました。
そうしたら、先生が「救急車を呼んで病院に行ってください」と言うので
(実際は受付の方が先生に伝えて、先生の伝言を受けとりました)
救急車を呼び、更に夫に電話をして帰ってきて貰い、もうなんかその頃には痛くてよく分からなくなってどうやって運ばれたのかとかあんまり正確に覚えてないけど、ハッキリ覚えているのは、病院についてお医者さんが何か私に話しかけ始めて、その話しの途中くらいに僕も片頭痛持ちなので、気持ちはわかりますよって聞こえたんです。
その瞬間私は、救急退院の方が目を覆ってくれたマスク(?)を剥ぎ取り
先生助けてください!
本当に痛いんです。
痛くてもう死にそうなんですっ!
お願いだから、この痛みを止めてくださいっ!
お願いしますぅぅぅ!!!!!
と泣き叫んでしまいました
医療ドラマでもあんまりあり得ないような人格になっていて、自分でもよく分からないんだけど、とにかく痛みで気がおかしくなってました。
血圧を計った看護師さんが血圧計を読み上げましたが、自分史上最高値を出していました。
それを聞いて、もしかしたら今度こそ痛みで死ぬのかなとも思いました。
(後から聞いたらそれでも一般的には正常値らしいです。私の血圧は常に上が100ないので。)
救急医の先生がカロナールを1,000mg処方して下さって、それを飲んでからすぐ、脳出血など緊急性の高い頭痛ではないかの確認のためにCTを取りました。
私は寝たまま看護師さん達に持ち上げて貰ってベッドの移動などをするのですが、少し頭や首が動いただけでも頭がズキズキ割れそうになるので、その度に泣いて…いやほんと、これ書いてて申し訳なさで苦しくなるくらい、「痛い痛い痛い痛い!!!!ちょちょちょちょちょっと待ってくださぁぁぁぁい!」とか騒いでしまいました
CTで脳出血などの問題がクリアになりましたが、だからといって動けないので、そのまま救急室(?)のような場所にいたら、脳神経内科の先生が来てくれました。
ライトを🔦目で追うとか、左右の力のバランスを見るとか、触感の違いを確認するとか、これまで何度か経験のあるテストを受け、これからMRIを撮りますと言うのだけど、この頭痛の最中に、あんなデカい音がするところ行ったら死ぬだろがぁぁぁ!!!!!!って思いました。
流石に理性が残っていて言わなかったけれど、MRIを撮ると聞いた瞬間にまたすっごく泣きました。
鼻水もよだれも垂れっぱなし。
脳神経内科の先生は脳腫瘍などは勿論、「髄膜炎」の可能性を否定するのが大事だと思ったのだと思います。
泣きじゃくる私に「片頭痛だったら、どんなに痛くても死ぬことはないので!」と落ち着かせてくれようとするのですが、もうね、痛さで精神崩壊してるのよ。
更に先生からレイボーを追加で飲んでもいいと思いますと言われたので50を飲み、MRIに向かいました。
片頭痛の真っ最中にMRIを受けた感想は
ただでさえ頭をデカい木槌でバッコンバッコン殴られてる痛みなのに、そこに除夜の鐘をゴイーーーーンゴイーーーーンと鳴らされた感じ
でした。
痛みで気がおかしくなってたのもありますが、なんとなく、死ぬことへの恐怖が消えてしまう感じがしました。
たぶん死ぬ直前の命が正に燃え尽きる時は、こんなにド派手に痛くないだろうなって気がしたんです。
結果、MRIでも異常はなく、血液検査も問題なく、晴れて私は片頭痛の発作重積ということで入院になりました。
頭痛にならない方は、大袈裟過ぎてドン引きする内容でしょ???
これほんとなのよ。
私、話を面白おかしく盛るの好きなタイプだけど、この頭痛の件に関しては片頭痛仲間が沢山いるの分かってるから誇張して書いたり絶対しないです。
その日から翌日いっぱいは薬を飲んでも痛くて動けずトイレもベッドで済ませていたのですが、その下半身を出した状態の時に、女性用の寝たままトイレをお世話して下さる方に
あなた、上原さくらさんでしょ?
ブログ時々見てるわよ
と言われて、「今それ言わなくても」とすごく嫌な気分になってしまい、その後に入ってきた看護師さんに泣きながら訴えるという、これまた精神状態がおかしくないと出来ないようなクレームをつけてしまいました
私、あの病院で要注意人物になっちゃったんじゃないかしら
3日目、頭痛がだいぶ治ってからは、部屋に来る看護師さんに「昨日までは頭が痛くて平常心でいられず、担当して下さった看護師さんにご迷惑をおかけしました」と謝り、先生にも「騒いですみませんでした」と謝りましたが、本当にあの人格はなんだったのでしょう。
有事になると出てくる、これが私の本性なのでしょうか
こんなすっごく長いブログを読んでくださってありがとうございました。
私自身へ読み返すための日記でもあります。
私が入院中、夫が娘の夜ご飯を作ってくれました
なんと
このサラダは娘が洗って、1人で盛り付けた🥗らしいです!!!
トマトを切るのも、包丁を持たせて、夫が手を添えて切ったんだって
私いなくても平気じゃん
って思ったけれど、幼稚園では
ママに会いたい
と言って泣き続けていたんですが…と、先生から言われて、夫はやむなく私が入院してることを伝えたそうです。
入院して3日目、それを聞いた時は娘に会いたくて会いたくて、今すぐ退院したいと思いましたが、4日目のお昼に自宅に戻り、シャワーを浴び、娘が幼稚園から帰ってくるのを今か、今かと待っていたら
ママ〜〜
と腕に飛び込んできてくれたものの、10分後にはYouTubeを観てました
さらに、
ママまた頭痛いの?
って言われました