今朝、パンに塗ったマヌカハニーの蓋が微妙にズレて閉じていたので、向きを直して力いっぱい閉めたら、そんなときに限って小指を挟んでしまい
けっこう思いっきり指を切ってしまいました
ギザギザの蓋だから、切り口もギザギザですごく痛いし血がけっこう出て、今はドクドクしてます。
小指に心臓が出来たみたい。
こういう傷を作ると、35年くらい前の…小学校4年生の時の記憶が必ず甦ります。
図工の時間、彫刻刀を使って木の版画を作っていました。
彫刻刀を使った授業自体、たしか4年生から始まったのだと思うのですが…これまで、家でも外でもそんな危険な物を扱ったことがなかった私は何回か指を切ってしまい、その度シャキーン!と目が覚めるような痛みと、血が出てくることに恐怖を覚えて…正直言って版画を作ることにどんどんやる気が失せていました。
(もちろん保健室で手当をしてもらっていました)
何度目かの版画の時間で(2週間くらいに渡って作成してたんだと思います)、もう指を切りたくない私は、彫刻刀を手に持ってぼんやりとやってるフリをしていたら、それに気がついた担任のF先生が(ニックネーム「フラッシュ」でした。理由はおでこが…)
こうやるんだよ〜!
と私の彫刻刀を取って、ザクザクと私の版画を削って見本を見せてくれたんです。
その時、先生が手に持っている彫刻刀が私の指に当たってしまって
シャキーン
と目が覚める痛みがしたのだけど、なぜか私はその指を咄嗟に隠してしまったんです
先生は彫刻刀が私の指に当たった事を気がついてなくて
それじゃ、今度は自分でやってみて〜!
と言って去っていきました。
恐る恐る指を見てみたら、これまで切ってしまった時よりも遥かにザックリと傷口が深く、血はスカートまで垂れてきて、止まりそうにもありません
5分くらいした後に
先生、指を切ってしまいました
と言って保健室で手当をしてもらいましたが、けっこう血が出るのでその日はもう図工の授業には戻らず、その後はあまり記憶にないのですが、普通に過ごして帰宅したんだと思います。
帰ってからも傷口からはまだ血が出ていました。
それを見た母に
やだ!
こんなに深く切っちゃったの!?
不器用ねぇ、気をつけなさいよ
と言われた時も、これは実は先生の持ってる彫刻刀が当たったんだとは言えずに…なんと、今日まで来ました
地味な話しだし、指を切るたび思い出すとはいえ、この話しを誰かにする意味もないと思っていたけど…なんで私はあの時、先生が持っている彫刻刀が当たったんです!と言えなかったんだろう…と、今も消化しきれないんでしょうね…
おそらく、親切に指導してくれている所だったから、故意ではないといえ、先生が悪くなるような空気にしたくないと遠慮したんだと思います。(こう見えて私は子供の頃から遠慮がちな性格。全然そう見えないでしょ?)
でもあの時
痛いっ!先生が持ってる彫刻刀が当たった〜!
と言わなかった事を後悔してる訳じゃないです。
ただ…相手に全く悪意がなくても、自分が怪我をしたとか、傷ついたとか…そういうのは正直に言った方がいいのだという、私の人生の学びになったことは確実です。
すみません、お昼からこんな長々とつまらない話を読んでくださって。
最近は娘のことばかりをブログに書いていますが、私はブログを始めた14年前からもともとこういった
全く赤の他人の昨日見た夢の話を聞かされる
みたいな、読んでもなんの得をしないブログを書く傾向にあるんですよ
あぁ、小指がドクドク痛い…
上原さくらのmy pick👗👡