懐かしくて、見かけるとつい買ってしまう駄菓子。




何度かブログに書いたことがありますが、私が育ったのは都内の下町なので、歩いて3分くらいのところに駄菓子屋さんがありました。

民家の立ち並ぶ中にあるので、お客さんは全員近所の子供達です。

さっきまで教室で顔を合わせていたクラスメイトとも駄菓子屋さんでよく会います。

イメージは、ちびまる子ちゃんのオープニングの映像。あんな感じです。


私の行きつけの(笑)駄菓子屋さんは、店内の一角に小上がり席があり、そこはもんじゃ焼きの席になっているので、ごくたま〜に、母からお金を貰ってお昼ご飯にもんじゃ焼き(もちろんベビースター入り)を食べました。


あとは日常的に30円くらいを持って、麩菓子やうまい棒を買ったり、銀紙に包まれたホームランバーを買ったり。

母は、頻繁に駄菓子を買うと怒るので、基本的には内緒で食べていたと思います。笑



父の仕事の都合で転勤になり、私達家族は全員一緒に神奈川県に引っ越しました。


引っ越した先では近所に駄菓子屋さんがなく、それどころか八百屋さんも魚屋さんも何にもなかったです。

それまでは下町とはいえ、大通り(環七)まで歩けばタクシーに乗れたのに、引っ越した先はバスが2時間に1本!

私も弟も体が弱かったので、母は私たちを小児科に連れて行くのに絶対に車の免許が必要だと思ったらしく、40代半ばで教習所に通って免許を取りました。(幸運にも教習所は近くにありました)


弟は小さかったのであまり記憶に残っていないようですが、私は新しい学校になかなか馴染めませんでしたアセアセ



そんなある時の日曜日、父が私と弟を車に乗せてドライブすること20分。

たぶん、地域に唯一1軒だけある駄菓子屋を見つけて連れて行ってくれたんです!!

私にとっては馴染みのあるお菓子やオモチャがズラリと並んだお店で、久しぶりに選ぶ楽しさと言ったらチュー



うまい棒ひとつで、こんな風に沢山の思い出が蘇ります。

お父さんとお母さんって、いっつも私と弟を一生懸命に育ててくれたんだなぁ。

私はもともと母とはあんまり気が合わないけれど、それでも全然嫌いになれないのは、やはり、母は母なりに精一杯の愛情で私に接してくれているから。




私は私の娘と気が合うのかどうか....それは彼女がしっかり自立してからじゃないと分からないかもしれないけど....少なくとも、私の愛情はしっかりと伝わって欲しいなぁと思います。