ミラン・オフシーズン情報(5/6~8)
●フランス代表フラミニが加入。またバイエルンのサニョルの獲得も近づいて
いるという。同選手は友人に既にミラン移籍を打ち明けている模様。
移籍金も既に500万ユーロという金額が提示済で、3年契約にサインすると
みられている。
サニョルが加われば、オッドと合わせて整えられる為、カフーの契約は延長
されないだろう。サニョル獲得はザンブロッタ獲得が成功するか否かは関係
ないが、サニョルのサラリーを考えて、ミランは用心しておきたいのだ。
●ミランが狙っているヴィオラの選手はフレイだけではない模様。ロナウジー
ニョ獲得から手を引いているのはムトゥの獲得を目指しているからだという。
ムトゥ本人はCL出場を望んでいるようだ。
2人セットで獲得するとなると、移籍金は4000万ユーロも要するが、2人の
偉大な選手を手にする事が出来る。またミランは移籍金に加え、ジェノアと
共同保有するボッリエッロやその他、アッビアーティとグルキュフを差し出す
用意もあるようだ。プランデッリ監督はグルキュフをリヴェラーニの理想的な
代役とみているようだ。
●ブロンゼッティ代理人は、ラジオ番組のインタビューでザンブロッタ獲得は
ほぼ確定事項だと主張している。
「ザンブロッタはミランに来るだろう。移籍金はまだ決めなければならないが、
交渉は行われている。自分たちが第一目標にしている選手の獲得に全力を
注ぐ為にも、バルセロナは資金を必要としているしね。」
では、その最優先としている目標とは、いったい誰のことなのだろうか。
「ベンゼマだよ。バルサは、何としてでも彼を手に入れたがっている。だから
今のバルセロナは“高級デパート”と名付けておこう。彼らは資金を必要と
しているんだ。」
●ベッケンバウアー氏はガットゥーゾについて「我々はとても気に入っている。
来年に向けて理想的な補強になるだろう。彼はCLにふさわしい選手だ」と
コメント。高額年俸での長期契約を提示したようでガットゥーゾもこれを受け
入れたとみられる。あとはミランが納得するかどうかが問題だ。
現時点では残留させる意向のようだが・・・。
●ミランは再びクレスポ獲得に向け探りを入れている模様。アンチェロッティ
監督はパルマ時代にもクレスポを指揮しており、常に同選手を高く評価して
いる。さらに、ミランがセンターフォワードを必要としていることも考えれば、
興味は自然と湧くというものだが・・・。
●イングランドではミランがベルバトフの獲得を望んでいるのは間違いないと
推測しているようだ。
英紙『デイリー・ミラー』は、ミランがベルバトフ獲得に向け、R.マドリーや
バルセロナと争う準備をしていると報じた。ベルバトフの市場価格は2,500万
ユーロと、決して安い金額ではない。だが同紙は、ミランが新天地を求める
ベルバトフ本人の希望に期待していると伝えている。
本人は先週、次のようにトッテナムからの移籍希望を明らかにしている。
「僕はCLでコンスタントにプレーできるクラブへ行きたい。イタリアには僕の
獲得を望んでいるクラブが一つあり、ぼくは彼らと交渉したいと思っている。」
●ブロンゼッティ代理人がバルセロナのラポルタ会長、ベギリスタインTD、
ソリアーノ副会長のトップ3人とマドリードで会談。主な議題は、ザンブロッタの
移籍について。ロナウジーニョについては、両国のリーグ戦が終わる5月18日
以降に話し合う事にしているからである。
ミラン側はオッドとザンブロッタのトレードを提案したようだが、オッドの年齢が
ネックとなり、バルセロナの返答は、すげないものだったという。
オッドは放出要員になる可能性もあるようだ。現時点ではサニョル獲得のオペ
レーションに組み込まれるかもしれないという。
オッドのバイエルン移籍に関しては、トーニからの後押しがあるともいうが。
バルセロナをCLグループリーグのストレートインから蹴落とす!!
<F.ライカールト監督>
「監督を続ける事は出来ないかもしれない。しかし、それでも私はグループの
一員だ。私は監督であり、去就に関する決断は私の仕事ではない。
グアルディオラ?私が話すのは試合に関することだけだ。」
<バルデス>
「マドリーは全ての面で上だった。」
【バルセロナの現状】
ロナウジーニョとはもはや“家庭内別居”の状態。アンリは残留希望の発言を
しているが、スペインのメディアは移籍が濃厚と見なしている。エトーの去就も
定かではない。首脳陣が目を付けているのはカリム・ベンゼマだが、補強の
候補は彼1人ではない。
『ムンド・デポルティボ』紙によれば、ドログバやビジャら数多くの選手に加え、
アデバヨルも候補の1人と考えられているようだ。
サッカーは国を動かす
ロシアへ旅行した事のある人、今回ファイナル観戦を考えている人はご存知
だろうが、今回のUEFAチャンピオンズリーグ・決勝の開催地ロシアは非常に
渡航のしづらい国。パスポート以外にビザ、バウチャーが必要だからだ。
今回の決勝開催を受けて、特例が発令された。
決勝戦観戦の為にモスクワを訪れる全てのチケット所有者に対して、観戦
チケットをロシア入国ビザとして使用出来る事を許可し、72時間迄の滞在が
許可されたと言うのだ。
UEFAとロシア政府間で協議され、円滑なイベント運営を実現しサポーターに
楽しい思い出を作って頂こうと言う配慮から実現したもの。
プラティニ会長は公式サイト上で大統領を始めとする関係者に感謝の意を
述べている。
サッカーが国、ひいては世界を動かせる事を垣間見せたと言えるだろう。
何故、私がバルセロナを嫌うのか
このブログ読者は私がミラニスタであり、バルセロナ嫌いだと言う事を察して
いると思う。しかしながら、振り返ってみると何故嫌悪感を示しているのかに
ついて具体的に述べた事が無かったので書いてみようと思う。
皆さんは何故、私が嫌っていると思っているだろうか?
①「バルセロナに特定の嫌いな選手がいるから?」
②「金に物を言わせて選手を集めているから?」
③「2005-06シーズンのUCLでミランの決勝進出を阻んだから?」
どれも違う。
特筆して取り上げる程の嫌いな選手はバルセロナにいない。アビダルやクル
キッチを好むのを始め、一個人の選手だけを見ればむしろ好きな部類だ。
経験としてカンプ・ノウで観戦した事さえある。
金に物を言わせて選手を獲得しているのは確かだがそれだけならチェルシー、
R.マドリー、インテル、昨年だけを見て取ればバイエルンもそうだろう。
ユナイテッドも実は堅実に補強しているし、アーセナルは高額な獲得はしない
が、プラティニ氏が名指しで警告するように、将来性のある選手を安価な間に
青田買いという見方にすればある意味、完成した選手を高額で獲得する以上
にタチが悪いと言えなくもない。
ミラニスタとしてスタット・ドゥ・フランス行きを阻止されたのは残念だったが、
実力負けだし仕方ないと思う。'93-94のスピロス・ルイスではドリーム・バルサ
相手に4-0の圧勝でCL制覇したし、これも良い思い出の方が多い。
では何故か…?!
「バルセロナには善人ぶってるオーラが充満し、非常に鼻につく」…これだ。
私はキレイ事を言う、腹の底で舌を出している奴を嫌う傾向にあり、思った事
をストレートに言う人が好きだ。(サラリーマン的日本人の逆を好む)
口ばっかりで保身に走っている奴が嫌いとイメージして頂ければ構わない。
そんな趣向が相まってマドリーやチェルシーのように悪びれる事無く金に物を
言わせて動き振舞うチームはOKだが、バルセロナには嫌悪感を抱く訳だ。
レアルとアトレチコ、チェルシーとガナーズ…富裕層、労働者階級各々のサポ
ーターはどちらについているか?富裕層は言うまでも二者共に前者だ。
では、エスパニョールとFCバルセロナはどちらか?あの金の使い方を見れば
当然、バルセロナが富裕層に支えられている流れだが、エスパニョールなのは
周知の事実。
その上、スポンサーを付けない100年の伝統があるやら、初めてユニセフを
ロゴとしてユニフォームに入れたが、スポンサー料を貰う貰うのではなく毎年
190万ドルの援助を行っている事を如実にアピール…活動自体は素晴らしい
が、善人オーラを私は感じずにはいられない。
30~40億円の移籍金が発生する選手を毎年買い漁る癖に2億円少々で
善人ぶるなと言う事だ。
はたまたチームの方向性に少々合わなくなった選手への対応がタチ悪い。
昨季のジュリーやエスケーロに対するクラブの対応を見ればそれは明らか。
だからあのチームは嫌いなのだ。
<余談>
試合内容だけ見て取れば、数年前の彼らは非常に魅力的なフットボールを
展開していたとは思います。
