その長身を真っ黒なインバネスで包み男は店に入ってきた
「月見そば」
「すまないが卵を先にのせてくれ」
「ツユを上からそそいでくれないか」
ツユの熱で白身は半熟となり、黄身にまとわりつく・・
まるで
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「月に群雲」
「いい景色じゃないか」

押井守監督の問題作(あえてお勧めできる映画ではないのですが、好きな作品です)
『立喰師列伝』の月見の銀次の登場シーンです。


駅で立ち食いがあると入ってしまうクセがあります(お腹一杯の時だと、後日立ち食いのためだけに駅に立ち寄ったりしますよ)。
で、必ず「月見そば」を頼んでしまうのです(関西人なんでうどんは好きですが、立ち食い行くとソバ食ってしまいます)。
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卵の先のせ、後のせは店によって違いますが、先のせ希望ですね。
やはり「月に群雲」の「いい景色」を見たい。
「月見」食べ方も十人十色ありますね。
一気に混ぜる豪快な人や、黄身だけチュウーチューする「家族ゲーム」な人。

ずっと「月見」理想の食べ方が懸案だったのです。
私の理想はカルボナーラのように黄身を麺にまとわりつかせるという。
しかし悲しいかな、黄身はツユに急速に溶けてしまうのです。
素早く食べるとツユと黄身との温度差が激しすぎる。
後輩GOROちゃんと真剣に討論したこともあります。
彼の意見は
「まずツユ全部飲んでから、おもむろに卵をかきまぜて、ソバになじませる」
確かに、それならきれいに黄身は麺にからむでしょう。
しかしそれ味せぇへんやんか!、ツユと麺の合体がソバの肝でしょう!

長々すみません。
このおっさんなりの一定の解決方法を見出しました。
あくまで一定です。
まず
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卵を麺でツユに沈没させる。
このまま少しの間卵の事は忘れてソバをすするのです。
そして辛抱たまらんようになったら
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サルベージ。
浮かんでくる卵はツユの熱でさらに固まってます。
待望の
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崩せ!
少しだけ固まった黄身はツユに溶ける事なく、麺にからみます。
さらに温かくもなってます。
しかしそれも一瞬。
二口くらいの至福の時を過ごせるか、です。
結局はツユの偉大な力に取り込まれてしまうのです。


久々の記事がこんなですみません。
アホな事ばかり考えてます。

ロケ地
西明石。
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