イメージ 1
アイズ・ワイド・シャット
EYES WIDE SHUT(大きく閉じた目)
1999年 米 159分
ワーナー・ブラザーズ映画&ホビー・フィルムズ作品

監督
スタンリー・キューブリック【99年3/7死去】
イメージ 2
スタッフ
製作スタンリー・キューブリック/製作総指揮ヤン・ハーラン/脚色スタンリー・キューブリック、フレデリック・ラファエル/原作アルトゥール・シュニッツラー『夢小説』/ライティング・カメラマン ラリー・スミス/編集ナイジェル・ガルト/美術レス・トムキンス、ロイ・ウォーカー/衣装マリット・アレン/オリジナル音楽ジョスリン・プーク

使用曲
ドゥミトリ・ショスタコヴィッチ「ジャズ組曲・ワルツ第二番」/ウェイン・シャンクリン「シャンソン・ダムール」/ジョルジュ・ガルヴァランツ、シャルル・アズナヴール「オールド・ファッションド・ウェイ」/ジミー・マクヒュー、ドロシー・フィールズ「アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ」/ヴィクター・ヤング、エドワード・ハイマン「ホェン・アイ・フォール・イン・ラブ」/ガス・カーン、アイシャム・ジョーンズ「イト・ハド・トゥ・ビー・ユー」/ハリー・ウォーレン、アル・デュービン「アイ・オンリー・ハヴ・アイズ・フォー・ユー」/デューク・エリントン、ポール・フランシス・ウェブスター「アイ・ゴット・イット・バッド」/クリス・アイザック「バッド・バッド・シング」/テッド・シャピロ、ジミー・キャンベル、レッグ・コネリー「イフ・アイ・ハド・ユー」/オスカー・レヴァント、エドワード・ハイマン「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」/バート・ケンフォート、チャールズ・シングルトン、エディ・シュナイダー「ストレンジャー・イン・ザ・ナイト」/ジョルジュ・リゲティ「ムシカ・リセルナータ第二番」/ベンジャミン・ペイジ、クリストファー・キラー「アイ・ウォント・ア・ボーイ・フォー・クリスマス」/フランツ・リスト「ヌアージュ・グリ」/ルドルフ・ジェツィンスキー「ヴィエン・デュ・シュタット・マイナー・トラウム」/ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト「レクイエムK626レックス・トレメンダー」

キャスト
トム・クルーズ(ウィリアム・ハーフォード)/ニコール・キッドマン(アリス・ハーフォード)/マディソン・エジントン(ヘレナ・ハーフォード)/シドニー・ポラック(ヴィクター・ジーグラー)/ジャッキー・ソウィリス(ラズロ)/トッド・フィールド(ニック・ナイチンゲール)/ジュリエンヌ・デイヴィス(マンディ)/マリー・リチャードソン(マリオン)/レイド・シュルベッチア(ミリチ)/リーリー・ソヴィエスキー(ミリチの娘)/アラン・カミング(ホテルのクラーク)/ヴァネッサ・ショウ(ドミノ)

【あらすじ】ネタばれ
「結婚9年目7歳の子を持つNYの開業内科医ビルと妻のアリスの夫婦は倦怠期を迎えていた。彼らが患者が主宰するパーティに参加した後、アリスの浮気願望を聞かされた夫が嫉妬心から「俺も浮気してやる」と街を彷徨いながら、結局ビビって何も出来ずに妻の下に戻ってくるという、しょうがないお話。でもってラストは妻に「さぁ、帰って大切な事をしましょう。」と言われ、それは「FUCKよ。」というオチ。」

1999年3月7日キューブリックの大きな目が大きく閉じた。70歳。
キューブリックとトム、ニコールと映写技師の4人だけの0号試写の5日後に亡くなったという。

キューブリックの遺作になったのは夫婦の嫉妬の痴話話。
R18のレイティングで日本では公開され、米国ではカットされたシーンも見れる(大したエロ・シーンでもないのだが)。
トム・クルーズが当時の妻、ニコール・キッドマンと夫婦でキューブリック作品出演を強く望んでの出演(この頃トムは必死だったのか、ジョン・ウー校長に撮らせたり、キューさんに撮らせたり)、最もハリウッドなカップルがキューブリック作品に出る!というのが話題になった。
そして日本では彼らのセックス・シーン、主にニコール・キッドマンのヌード(貧乳)だけが話題になったような感がある。
公開当時は「傑作」と「駄作」の意見で真っ二つに評価が分かれたが「駄作」と言う人は初めてキューブリックを観た裸目当ての人が多いのだろうと思われる。期待して行ったらAVみたじゃなかった。当たり前や!
飛行機ギライのキューブリックはNYが舞台なのにまたしても英国でセットで撮ってしまっている。ギネスにも認定された世界最長の撮影日数400日。トムとニコールもロンドンへ移住して臨んだ。これがトムとニコールの離婚原因とする説もある。家を開けたくないニコールとこの作品への出演に賭けるトムとの夫婦の軋轢が広まったという。
そのセット。寒々としたニューヨークにしか見えない、すばらしいもの。全てが完全にコントロールされた撮影は恐ろしいほどに綺麗です。この撮影のお陰でサスペンスの無いお話も最後まで観ることができると言っても過言では無い。

このお話既婚男性には結構、身をつまさせる話らしく「イヤーな感じの映画だった」という感想が多い。未婚者だと「そんなにやりたかったら堂々店行ったらええやん」というものになる。
キューブリック映画でこんな映画後のマクド会話になったのは珍しい。しかもそれが遺作だというのに。
またしてもキューブリック、既存の音楽の使い方がうまい。予告編でも流れていたクリス・アイザックの「BAD BAD THING」は、もうこの作品と切り離せなくなってしまった。
イメージ 3