



『ランボー:最後の戦場』
公式HP(日本語)
http://rambo.gyao.jp/
予告編
http://jp.youtube.com/watch?v=ZaA6rVYnxwE
では劇場鑑賞時の感想でも。
久々に戦争アクション観た気になりました。お腹一杯です。
戦争映画史に残る怪作です。
ホラー映画顔負けの切株描写(*1)を全編にあしらった素晴らしいアクション作品です。
こういう作品は是非とも大画面で音響効果の良い劇場でご覧ください。
勿論DVDでもホームシアターシステム完備のお宅で観られる事をお薦めしますよ。
【ストーリー以外のネタバレありで】
『ランボー』と言えば「一人だけの軍隊」「単身殴りこみ」アクションの代名詞ですが、今回は期せずして傭兵チームを率いて救出ミッションを遂行するという、結構正統派な冒険小説的なチーム戦の展開をします。
傭兵チームの各キャラの個性もステレオタイプながらきちん描いております。正しい戦争映画方法です。
脚本・監督のスタローン中々やります。
なんだか『ワイルドギース』ぽいかもしれません。
と、言っても「殺害確認戦果」はほとんどランボーがあげてますけどね。
敵役を「ビルマ/ミャンマー(英語セリフではビルマと言うてます。字幕はミャンマー)」政府軍として政治的な観点を入れています。
これは極悪非道で没個性な敵役としてしか劇中では扱われないにも関わらず、
世界中の感情移入をランボーに出来るウマイ手です。
これまたスタローン中々やります。
さて切株。
もう素手からブローニング重機関銃から大口径狙撃銃からマチェーテから人食いブタまで。
それを受けた人体はどうなるのかを真正面からいちいち見せてくれます。
昨今の血の出ない腰抜けアクション映画に目にモノ見せてくれます。出し惜しみナシです(弾着はCGで表現)。
もうスタローン中々やりすぎです。
【この段落、ちょっとストーリーネタばれです】
ラスト。M65フィールドジャケットとズタ袋で故郷に帰って来るランボー。
そうです。一作目のオープニングに戻ってきているのです。
そこに流れる音楽はジェリー・ゴールドスミスのあのテーマ(これは劇中要所要所流れて絶大な効果上げてます)。
やはりスタローン中々やります。
どうやら本当にスタローンは『ランボー』に引導を渡したようです。
【どうでもいいこと】
エンドタイトルがやたら長いのですが、最後まで観ていました所、視覚効果スタッフに「~チョフ」「~コフ」とか多かったんですが、ついにロシアのVFXスタジオがハリウッド進出ですか?ロシアに丸投げでしょうか?(東欧か)
また確認しておきます。
また細かい事ですが、ミニチュア効果(リトルボーイのシーンか?)には古くから特殊効果界で活躍する職人ビル・タイラーの名前が見えていまだの健在ぶりに安心しました。
(*1)スプラッター映画などでナイフなどで殺される人物の特殊メイクの切断面の事。首チョンパの跡とかがまさに「切株」のようだという事から名付けられた。転じて残酷描写全般の事を指す。
三島由紀夫賞受賞の小説家でありミュージシャンの中原昌也さんと「BON-KURA」Tシャツのデザインのお馴染みの悪魔のデザイナー高橋ヨシキさんが名付け親。