


THE INNOCENTS(無垢な者たち)
1961年 英 100分
モノクロ作品
監督
ジャック・クレイトン
スタッフ
製作ジャック・クレイトン/製作総指揮アルバート・フィネル/脚本ウィリアム・アーチボルト、トルーマン・カポーティ/原作ヘンリー・ジェームズ『ねじの回転/The Turn of the Screw』/撮影フレディ・フランシス/編集ジェームズ・クラーク/美術ウィルフレッド・シングルトン/衣装ソフィ・ディヴァイン/音楽ジョルジュ・オーリック
キャスト
デボラ・カー(ギデンズ女史)/マイケル・レッドグレーヴ(叔父)/メグス・ジェンキンス(グロース夫人)/ピーター・ウィンガード(ピーター・クイント)/マーティン・スティーヴンス(マイルス)/パメラ・フランクリン(フローラ)/イスラ・キャメロン(アンナ)/クリティ・ジェサップ(ジェッセル夫人)
【あらすじ】「広大な古い屋敷「ブライハウス」にミス・ギデンズがやって来たのはそこに叔父と住む両親のいない幼いマイルズとフローラの兄妹の家庭教師になるためだった。数日後、塔の上に屋敷では見た事の無い「黒衣の男」を見るギデンズ。恐怖を感じた彼女は急いで駆けつけるとがそこには男の姿は無く、マイルスがいるだけだった。さらに彼女は池の端で黒衣の女の影を見る。世話人のグロース夫人はそれらが何者かに殺された使用人のクイントと彼の後を追った前任の家庭教師ではないかと告げた。幼い兄妹たちの不可解な行動を見た彼女は、幽霊の存在が子供たちに悪影響を与えていると思い始める。」
世界を席捲したJホラーのクリエーター達が一様に「怖い映画」のナンバー1に挙げるのがこの作品です。
『リング』の脚本家ドクトル高橋洋氏が提唱する「恐怖写真」=何故かは分からないが怖い写真、雰囲気が怖い写真の意味がこの作品で初めて分かりました。
Jホラーの第一人者、黒沢清監督の著書「映画はおそろしい」と連動した紀伊国屋書店DVDの企画「映画はおそろしい」BOXにて初日本版DVD化です。
この作品にはホラーという言葉は似合いません。「怪奇映画」と言いたいです。
見方によっては「心理サスペンス」かもしれません。
「屋敷」の雰囲気とか森、池、ただたとにかく雰囲気が怖い。
英国人の感覚は日本人と似ており、幽霊は襲ってくるモンスターでは無く、この作品ではただそこにいるだけで怖いのモノなのです。
その見せ方も名匠フレディ・フランシスの素晴らしい撮影と音楽で盛り上げ、観客は「それ」を想像してしまって怖がるのです。
ヘンリー・ジェームズの原作「ねじの回転」を『冷血』と『ティファニーで朝食を』のトルーマン・カポーティが脚本化。一人称の原作を見事に映画に置き換えました。
先述で「見方によっては心理サスペンス」と書きましたが、「とりつかれていた」のがギデンズだったらと考えると・・・・。
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=4242
ヴァラエティ・ジャパン
http://search.varietyjapan.com/moviedb/cinema_1737.html