みなさんこんにちは。
3回生のさわDです。
「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い」
という言葉を聞いたことがあります。
それが本当かは分からんのですが、もう気がつけば5月に入りました。大学生活も3年目を迎えました。そんな中、自分は今日何をしていましたか。昼までぐっすり寝ていました。
何もしていなくても人生は短いと思いました。
さて今回は、研修旅行で3/14に訪問した「JETRO(日本貿易振興機構)バンコクセンター」でのお話にあった「日本企業のタイ進出」についてご紹介します。
まず1点目。最近、日本企業のタイ進出の様子が変化してきているようです。
リーマンショック前の日本企業のタイ進出は、雁行型あるいは追随型で、主に「成長戦略」を持ってタイへ進出していました。つまり「業務拡大」と言えるでしょう。その理由の一つは、日本国内の系列取引がタイでは崩れており、新規参入の機会があったためです。
しかし、最近、その様子も少し変化してきているようです。リーマンショック後、「生き残り戦略」を持って日本を脱出する企業が増加しているというのです。つまり、「日本脱出組」といえます。20年間ものデフレ状態が続いている日本で、リスクとベネフィットを考えてタイに進出する企業が今、一気に増えてきていると伺いました。さらに、近頃の急激な円高が彼らの背中を押した背景もあるのでしょう。
そして驚くことに、海外とは無縁という企業が半数だそうです。 それまで全く海外進出など考えてもいなかった企業です。リーマンショック後の都道府県別のタイ進出企業の上位3県は、愛知県、静岡県、長野県です。僕は知らなかったのですが、長野県は精密機械を製造しているようです。そして進出している業種は、化学、繊維、機械、金属、食品、サービス業です。
みなさんは、この最初4つの「化学、繊維、機械、金属」の業種が何に関係しているのか分かりましたか。これら全ては自動車産業と電気、電子産業にたどり着きます。例えば、化学はデジカメやFAXの部品を、繊維は自動車のシート部分を、金属は鍛造品、車の部品を製造しています。繊維と聞くと、僕は衣料品を想像してしまったのですが、自動車の素材と聞くと納得できました。
このように、タイ経済を支えている産業は、「自動車産業、電子、電気産業」、加えて「観光産業」であると分かります。
次に2点目。タイに進出する企業には3つの競争力を備える必要があります。
3つの競争力とは「価格、納期、品質」です。このうちの価格は、タイ並の価格が要求されます。そして残りの二つは、日本並みの納期と品質の良さが要求されます。したがって、納期も早くて品質も良くて、その上、価格はタイ並に設定されていることが必要になります。そして、その3つの要素を満たしさえすれば、それがトヨタやホンダでなくても、どんなところでも買い取ってくれるというのです。
ただし、日本企業にはあってタイ企業にはない、という興味深い話も伺いました。日本には、アフターサービスのようなきめ細やかなフォローやサービス、御用聞きがあって、一方、タイ企業にはそれがないというのです。タイ企業はホウレンソウがないと言うみたいですが、ホウが「報告」、レンが「連絡」、ソウが「相談」の意味です。日本では、ごく当たり前だと思っていたことなのですが、他の国に行ってみると違うんですね。このことには少し驚きました。
そして3点目。タイの洪水被害についてです。
実際に見に行ったところもう水害の影響は見受けられませんでした。一説によると、水量は、びわ湖の全水量に匹敵するほど多かったようです。日本企業だけで450社の被害を受けたようで、ニュースであれだけ報道されたのも分かりました。しかし、タイから撤退した企業はほとんどなく、ほとんどの企業はタイに残り、次に洪水が来ても被害が少ないと予想される、バンコクから見て東部、東南部に工場を移設すると伺いました。ちなみにタイは5月から雨季に入るのでその前に移設したいとのことでした。
以上3点、長くなりましたが「日本企業のタイ進出」についてでした。そしてこの場を借りてもう一度、JETROバンコクセンターの皆様ありがとうございました。
日本に帰ってきてから、結構将来のことを考えることが多くなりました。また、新しいことにチャレンジしてみる気持ちも少し大きくなった気がします。まだまだ自分でも何をしたらいいとか、どうあるべきとか、あんまりよく分かんないんですけど、周りの人への感謝は忘れずに、これからの大学生活を過ごしていきたいと思っています。
では、みなさんよいゴールデンウィークを!