「子供は下を、大人は上を」── 恵比寿の徳拾いと、シンプルにするということ
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
8月22日(土)、月に一度の徳拾いを開催しました。徳拾いというのはゴミ拾いのことなんですが、誰かが「ゴミ」と口にしたら、すかさず周りが「徳だよ」と突っ込む。それだけのルールです。
夏の間は暑さを避けて、朝7時30分スタートにしています。来たい人が来るだけの集まりですが、この日も20名近くが集まってくれました。
【朝は人が落ちている】
私は、、、前の日の朝、7時過ぎに恵比寿を歩いていたら、道に人が落ちていたんですよね。酔って寝てしまった方です。この時間の恵比寿では、そんなに珍しい光景でもありません。
私はそれを見て「ああ、寝てるな」と思っただけで、声もかけずに通り過ぎてしまいました。
なので今日は、人が落ちてたらちゃんと拾ってあげようと思いながら臨みました。
【子供は下を、大人は上を】
今回は4歳から6歳くらいのお子さんが2名、参加してくれました。
これがもう、とにかく楽しそうなんです。徳を見つけるたびに声が出る。走る。大人のほうがついていくのに必死でした。
終わったあとの感想で、今日が初参加だという男性がこんなことを言っていました。
「僕らのグループは子供がいっぱいいたんですが、子供の目線と大人の目線は違うなと思いました。子供は下の方をたくさん拾ってくれて、僕らは上の方を担当した感じで」
「目線って人によって全然違うから、たまには下を見てみるのもいいなと思いました」
初めて来た方が、いきなりこれを言うんです。それぞれに、いろんな気づきがあるものですね。
【「よく集まるね」】
この日、参加したメンバーが、近所の町内会の方から声をかけられたそうです。
「うちも声をかけてゴミ拾いの日を設けているんだけど、1〜2名くらいしか来ない。よく集まるね」
うちは毎回20名近く来ます。
別のメンバーは、商店街の方から「日曜の10時からやっているけど全然集まらない」と言われたとのこと。掲示板に貼るだけでは人は集まらない、人とのつながりで集まっているのはすごいことだ、と話していました。
なんででしょうね。私にもよくわかりません。
なんとなく元気な人に会えるから来る、というのはあるのかもしれません。実際、来てくださる方はみなさん驚くほどアクティブで、社交的です。
この日はこんな感想も出ました。
「いつもはペットボトルを3本くらい拾うんですが、今日は缶もペットボトルも初めて1本も拾いませんでした。街が少しずつ綺麗になってきている気がして嬉しかったです」
「3か月くらいサボっちゃったんですけど、運の巡りが悪くなってきたなと肌で感じていたので、今日リセットできました」
【シンプルにするのは、難しい】
私ももう2年半くらいになります。
「善いことをしている」という気持ちも、「やる理由」を探すようなことも、正直、なにもありません。普通に時間になって、ここに来て、集まっている。それだけです。
最近、諸先輩方から「シンプルにやれ」と口を酸っぱくして言われます。私も、それは本当に大事だと思っています。
でも仕事だと、どんどん複雑になっていくんですよね。あれも考えて、これも足して。気がつくと、元が何だったのかわからなくなっている。
シンプルにするって、、、これが本当に難しい。
先日話した先輩も、似たことを言っていました。仕事はシンプルなんだ、と。複雑にしたがるのは、そのほうがコンサル会社にとって売り物になるからだ、とも。耳が痛い話です。
そう考えると、徳拾いというのは、ある意味シンプルにする活動なんだろうなと思います。
朝、来る。拾う。それだけ。理由も要らない。
私にはまだまだ難しいのですが、できる限り頑張ろうと思います。
暑い中集まってくれた20名近くのみなさん、ありがとうございました。
次回は9月26日(土)、朝7時30分スタートです。10月からは通常どおり8時30分スタートに戻して、10月24日(土)に開催します。ご都合の合う方は、ぜひ恵比寿でご一緒しましょう。



