社会人の三種の神器は「英語、そろばん、パソコン」!
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
私が社会人になりたての頃、上司から「ビジネスパーソンが身に着けるべきスキルとして、『英語、そろばん、パソコン』が重要だ」と言われました。
ここでの「英語」は文字通りの意味ですが、「そろばん」は会計を指し、「パソコン」はITを意味します。この言葉をきっかけに、私は簿記やITの勉強を始めました。(いまだ大成せずですが、英語の勉強も地味にやっています)
言い回しは古びていますが、今考えてもこれらのスキルはそれぞれ必要だと思います。
特にそろばん(簿記)は、ビジネスパーソンとして一定のレベルを超えるために必要な知識ですが、自ら学ばなければ身につかないと思います。複式簿記という仕組みは、ビジネス上の状況を理解するための貸借対照表や損益計算書を理解する礎になります。
弊社では常時10名ほどのインターン生が在籍しており、それぞれ簿記の一定の知識を持っていることを前提に、実務を通じて学んでいます。
今年も立教大学の経済学部からインターンシップ報告書が届きました。立教大学では、当社での長期インターンシップを実践すると授業単位がもらえます。
今年は、Kくんのインターンシップ報告がありました。彼からは「大学での文面上から学んだ知識を、業務を通じて実践的なものへと昇華させられる」というコメントがありました。この感覚は、私もすでに実務期間が長くなってしまい忘れてしまったことですが、改めてそうだと感じました。
日商簿記などでは、仕訳を手書きでできることが求められますが、実際の現場では、この法則に従って自動スキャンしたデータをAIで分析し、仕訳を起票して会計帳簿を作る流れになります。また、簿記試験では仕訳を間違えると1点の減点ですが、会計の世界では脱税や粉飾として厳しく問われ、場合によっては損害賠償や逮捕に発展することもあります。このような誤りを防ぐために、背後には体系化された知識に基づくしっかりとした仕組みが構築されています。
これらを理解したうえで、経理という地道にコツコツ作業を積み重ねることを体験し、経理サイドの大変さや注意点を理解しておくと、社会人になってからも役立つでしょう。会計の知識は、若い時期に体感的に身につけておくことが重要です。これは、複式簿記が発明されてからの800年の歴史が証明しています。やるなら若いうちにやるのがよいと思います。
「英語、そろばん、パソコン」で、新しい未来を創っていきましょう。
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