道ばたのゴミ拾いなんて卑しい!?
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
「掃除をすればビジネスは儲かる」
これは昭和の名経営者の発言としてよく目にすることがあり、少し耳障りの良さがあります。
一方、冷静に考えると「風が吹けば桶屋が儲かる」に通じるような脈略のなさを感じます。
私の周囲に何人か、仕事の帰りに道ばたのゴミを拾うという人がいます。
そのゴミは自分が捨てたものではないし、自分が所有する土地でもない場所のゴミを拾って...何の得にもならないことをしていると感じます。
私は「すごいですね」と言いながら、偽善者なのか、何も考えない呑気者なのではないかと、見下すような気持ちも芽生えます。
この世は、「1mmたりとも、割をくったら負け」ではありませんか?
世の中、誰もが常に損をしないように争い続けているし、自分のやったことと見返りが合わない証拠を示して大きな声をあげれば「それ絶対におかしいよ!」と同意を得られます。
道ばたのゴミ拾いは「負け」パターンです。まったく無意味に見えます。
会社のそばに小道があります。
車が通れないほどの狭い小道で、人がほとんど通らないため、ここでタバコを吸ったり、夜はお酒を飲む人がいます。そのせいで明け方には、タバコの吸い殻、空き缶が散乱していることがよくあります。
あまりに汚いので、近隣のビルには「ごみ捨て禁止」という張り紙が貼ってあります。
しかし、ゴミを捨てる程度は軽微な迷惑行為なので、逮捕するほどではないし、近隣の人の小言をスルーできればゴミを捨てる人は無罪放免です。
たかだかゴミ拾うくらいで、自分の器の小ささを感じされられました。
ゴミは、それなりの量が集まりました。
これをやることの意味は見つかりません。自分は偽善者なのか、何も考えない呑気者なのではないかと、自身を見下してしまいます。
ただ、少し穏やかな気持ちになれたような気がします。こういう想いで皆さんゴミを拾っているのでしょうね。
そもそも人生そのものに意味は無いと思いますが、それでも何かをすることで心の平穏を得ることができるのかもしれません。
また、ゴミ拾いをします。
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