円安&インフレのニューヨークはどうなっているのか?
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
先週、米国へ行ってきました。
サウスカロライナ州で会計事務所のカンファレンスへ参加するのが目的で、直行便がない都合もありニューヨークへ寄ってきました。
ニュースでは「32年ぶりの円安」と流れていますが、その円安とインフレが重なって日本人には経済的には負担が響く時期です。ニューヨークの中心部マンハッタンであれば宿泊するのに、1泊料金は5万円以上となります。普通の人が気楽に泊まれる値段ではないと思います。そうならばと、、、私はちょっと危険なエリアへの好奇心もあって、郊外ブルックリンの1泊数千円の安宿に泊まることにしました。
このブルックリンの治安については、次の写真の落書きから想像できるとおり。
そして街中を歩いていると、いたる所でこれまで人生で嗅いだことのない匂いが漂っていました。「なんだろうな?」と思って聞いてみるとこれがマリファナの匂いだそうです。
ニューヨークでは最近、マリファナが合法化されたそうです。もちろん政府はマリファナの合法化はしたくなかったのだと思いますが、あまりに世に出回りすぎているため取り締まるのを諦めて、合法化に踏みきったとのことでした。
すれ違う時にマリファナ臭が漂ってくる若い女の子とか、歩きマリファナを吸っている強者もいました。
現地の人は、このコロナの2年間でニューヨークの治安が悪くなったと言います。
マリファナ中毒者の増加にコロナによる社会不安が重なっておかしい人が増えているのだとか。
とにかく「夜は出歩かないように」と言われるのでした。
街中を回っていると「ここは無法地帯だよな、、、」と思う反面で、みんな自由に好き勝手やっているなという感覚もあります。自由でエネルギッシュというか。
地下鉄に乗ると、車内で電話で大声で話していたり、音楽はイヤホンせずに流しているし、ダンスを踊りだす人、タバコを吸う人もいる。
日本だと「非常識だ!」と怒りだす人がいるだろうけど、多様な人種がいる社会にとってはそもそも常識が定義されていないので、怒りだすほうが人のアイデンテティを奪う卑劣な行為になるのかもしれないと思わされます。
今回は、かつて迫害をうけた中国移民の方々や、ヨーロッパからの移民でも低所得のために劣悪な環境の長屋に住んでいた方々の歴史情報にも触れてきました。彼らは戦いによって自分達の人権を勝ち取ってきたようです。
そもそもアメリカ人というのは存在しない、世界中の人種が集まってできた国家だということです。
今は中国人が住むエリア、中東の人が住むエリア、ユダヤ系の人が住むエリアがあったり、、、それぞれのエリアの特徴があって、それぞれの宗教観や慣習を堂々と持って生活している。これがダイバーシティなのだろうなと実感するのでした。
夜、マンハッタンのSOHOエリアにいるお客様に食事に連れて行っていただきました。1日に2〜3回転するニューヨークでも人気のレストランです。
たしかに良いものを頂いたというのがありますが、その会計にビックリ。
レシートを見せてもらったら2人で1000ドル。日本円にすると15万円。
これに税やサービス料、チップを加えると20万円くらいの仕上がり!!
前述したとおり、超円安&インフレの影響も大きかったとは思います。
お客さんからは、
私は両手を合わせ「ご馳走様でしたーーっ!!!」と、そのお支払いをして頂く姿に感謝を捧げるのでした。
マンハッタンは高い
そして、私はブルックリンの安宿へ帰るのでした。
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