会計資料をどうやったら早く回収できるのだろうか?という勉強会の開催!
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
会計に表される数字というのは常に証拠書類による裏付けが必要になってきます。
人類は商業が始まってから、会計の数字が間違っていることによって多くの混乱と不幸が生じた体験をしています。その結果として、人類は会計記録は検証可能な証拠資料に基づいていなければならぬという教訓を身につけ、これを厳格に守ってきました。
よって経理は、証拠書類をちゃんと入手しない限り、会計の本来の力を発揮できないということになるのです。
ただ、実際の現場にとっては証拠書類を出すってめちゃくちゃ面倒くさい仕事であったりするのです。仕事をしている人たちというのは、目先のお客さんからの要望に応じたり、クレーム処理したり、人が思い通りに動いてもらえなかったり、、、とあたふたしている間に、証拠書類を残して経理に渡すというのは後回しにしがちなものです。だから経理にとっては、
どうすれば効率よく資料を回収できるようになるのか?
という課題が生じるのです。これは世界中の経理が悩んでいるテーマなのであります。いつも資料回収がボトルネックとなり、経理の生産性は上がらずじまいです。そこで、この大テーマについての社内勉強会を開催しました。
もちろん金融機関のデータをAPI自動連携という仕組みで解決するというテクニカルな方法もありますが、今回は人間と人間というコミュニケーションの中で何が大事か?というアナログなテーマに絞りました。
その答えをひと言に凝縮するなら、「相手が欲するものを満たすこと」という黄金律的なフレーズになります。冷静に考えればそうなのだけど、、、実際に仕事をしていると、相手のことなんて考えなくなるのが私たち人間なのですよね。私たちは1日で4万語くらい頭の中で浮かべるらしいですが、その9割以上の主語は「私は、、、」となっていて、いつも自分のことしか考えず、1mmも他人の事なんて考えなくなるものです。
会計資料を効果的に回収するには、自分が欲しいと感じることを手放し、相手が欲しいと感じ、受けとり、差しだすことが求められるのです。(具体的に何をすればいいのか?各自で考えていってください(笑))
これは簡単なことではないですね。一瞬できたと思っても、すぐに戻るし、いつの間にかそんな馬鹿馬鹿しいことなんてやってられないと言うようになるし。これは、まさに人生を投影するかのような経理道だと思います。
今回の勉強のテーマから、まずは「相手が欲するものって何だろう?」という視点に立つ練習からスタートしていきたいと思います。
YouTube番組「マネーリテラシー研究所」
やっています!
一日1クリック応援お願いします。
![]()
経営に会計を生かすのがミッション!
