和の心 | 渋谷区 恵比寿 の駅前 税理士のブログ

和の心

一昨日、妙性寺住職 高橋宗寛和尚の講和を聞く機会がありました。

和尚は落ち着いた語り口で 「和」 について説いてました。



旧一万円札に描かれていた人物



聖徳太子 ですね。

その 聖徳太子 が使っていた言葉

「和を以て貴しとなす」


耳にすると、なんか心地よい響きを感じます。

日本人の血に脈々と受け継がれてきた、心の拠り所なのでしょう。


この言葉、「憲法十七条」の第1条の冒頭に出てきますが、

意味としては、こんな感じでしょうか。

「人は自分の立場や利益を中心に考え、それに基づいた徒党を形成し、

結局うまくいかなくなってしまう。 

各自が私心を捨て公正・公平に考えることで、すべてのコトが和やかに

運んでいく 」



政治の世界は、自分の立場中心

商売の世界は、自分の利益中心

な発想に陥りがちです。


一過性の快楽ではなく、永続的な繁栄を目指したいなら、

自分を生かし、周囲を生かす 「和」 の考え方

原点として持っておきたいキーワードですね。




なお、高橋宗寛和尚は、毎月第4日曜日に、座禅会を行っているそうです。

お寺は千葉県香取市と都心からは遠いですが、

座禅を組み、心を落ち着け、自己探求をする座禅体験も、たまには良いのでは

ないでしょうか。