きもの普段着の今と昔 | 上田紬の伝統工芸士 リョウマがゆく!

きもの普段着の今と昔

小学生の頃、当時流行っていたビックリマンチョコを子供なのに大人買いしたことがあるスーパーゼウスリョウマです。

今となってはどうしてシールにあれほど熱狂していたのか謎です。。。

 

さて、今日のブログでは紬着物が生まれた理由について綴ってみたいと思います。

紬着物が生まれたのは日本の歴史が大きく影響しているのです。

 

時代を遡ること江戸時代。

当時は士農工商と呼ばれる階級社会でした。 

着物の素材は化学繊維がない時代でしたので、綿か麻、そして絹のどれかです。

中でも絹は光沢があって高級な素材でお殿様や武士など士農工商でいうところの士の人しか着るのが許されていなかったのです。

 

でも、繭から糸が引けなかった屑繭、出殻繭と呼ばれる繭を活用して作った紬着物なら庶民(農工商)も着ていいよというお許しが出て、それで爆発的に江戸や京都、堺の都で流行ったと言われています。

庶民とざっくりとした括りで言いましたが、実際に着ていたのは当時の都会の町人がメインだったんですよね。

 

そんな歴史的な背景があって生まれたのが紬着物です。

紬着物は庶民の普段着と呼ばれているのはそういう背景からなのですが、今の時代は繭をわざわざ真綿にして手で紡いでと手間暇かけているのでその分高くなり高級なおしゃれ着になっているのも時代が変われば立ち位置が変わるということですね。

 

今の時代は普段着と言えばやはり家で洗濯出来たりと使い勝手がいい化繊の着物でしょうか。

 

写真は仕事が落ち着いてきたので創作活動を再開しているリョウマブランド作品です。

年内にはお披露目出来ると思いますのでこうご期待!!

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