いまさら人に聞けない紬の着物のあれこれ | 上田紬の伝統工芸士 リョウマがゆく!
2019年02月19日(火)

いまさら人に聞けない紬の着物のあれこれ

テーマ:着物

今日は二十四節気の「雨水」で雪が雨に変わる頃だと言われていますが、その影響なのか最近ますます花粉の飛散がすごくて鼻水が雨水リョウマです。

 

昨日の午前中に上田紬の小物をお取り扱い頂いている星野リゾート「界・アルプス」の担当の方が工房にお越しくださり打ち合わせをしました。

ここしばらく工房にこもってひたすら作業をしていて人と話す機会がめっきり少なかったので、久しぶりに会話が出来て実のあるお話も聞けて楽しかったです。

新しい小物のヒントも頂けたので早速商品化を目指していきたいと思いマッスルビックリマーク

 

さて、昨日の午後は別件で上田紬の小物を贈答用に注文してくださった企業様に納品してきたんですが、担当の方と何気なく上田紬のことについて雑談をしていたら、紬糸を綿だと勘違いされていたことが判明しました。

工房見学に来られる方でも紬糸を綿だと思っている方が時々いらっしゃいます。

確かに見た目は綿のようなふんわりした風合いなので間違われるのも分かります。

 

そんな事があったので今日のブログは題して「いまさら人に聞けない紬の着物のあれこれ」について綴ってみたいと思います。

まず、紬糸は繭を真綿にしてつむいだ糸だという事はお分かりだと思います。

紬糸を用いた織物は上田紬や結城紬、郡上紬など産地+紬の名称がついています。

 

ちなみに現在、紬糸を使っていないのに紬と呼ばれる紬織物の産地は2つあって、1つは皆さんご存知の大島紬です。 

大島紬は昔は紬糸を用いて織られていましたが、近代はたて糸、よこ糸ともに絹糸を用いて織るのが主流になっています。  

その為、つるっとした光沢のある風合いが特徴です。  あ、村山大島紬も同じですね。

 

紬糸を使っていないもう1つの産地はこれも有名どころの石川県の牛首紬です。

牛首紬は偶然出来る双子の繭、玉繭から糸を引いた玉糸を用いて織ります。

玉糸は繭から直接糸を引く(製糸する)ので紬糸ではありませんが、双子の繭から糸を引く為にところどころに紬糸のような節が出来るので紬のような風合いになります。

 

玉糸は牛首紬だけが使っているわけではなく他の産地や作家さんも結構使っています。

以前はうちの工房でもアクセントとして玉糸を用いて織っていたことがあります。

 

紬の産地ネタで余談ですが、ネット上で真綿紬という商品を目にすることがあります。

真綿紬も同じように紬糸を用いて織られたものですが、産地を通していないので産地名が付かずに素材である真綿の名前が付いているんですね。

 

まだまだ紬の着物についてのあれこれは語り出したら止まらないほど沢山引き出しがあるので、またブログネタが無くなってきた時に棚から一掴み感覚で綴らせて頂きます。

 

写真はたて糸を巻いている様子です。

薄いグレー、濃いグレー、茶色の3色を用いた八寸帯として織っていく予定です。

織り上がりましたらブログでアップしますねアップ

 

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