これから始まっていく夏は
厳しい暑さのせいで、
つい水分を摂りたくなってしまい、体がはれぼったく
重くなりがちです。
また胃腸の働きが弱まることで、食欲不振や下痢などを
起こしやすくなります。
漢方においては、たまった水分が排出されないことで起こる症状を
『水毒』、胃腸虚弱を『脾虚』と呼びます。
『水毒』や『脾虚』に負けないように
利水効果のあるもの、消化がよく栄養のあるものを食べるよう
心がけましょう。
夏の野菜の中で利尿の効果があるとされているのが
『とうもろこし』
特にとうもろこしの髭は『南蛮毛』とよばれ、
漢方では昔から利尿剤に用いられてきました。
とうもろこしの実と一緒に髭の緑の部分を細かく切って炒め、
スープの具にすれば、とうもろこしの力をより一層引き出すことが
できるでしょう。また、『とうもろこし』は野菜の中でも糖質が多く、
糖質をエネルギーに変えるビタミンB1も豊富なことから
疲労回復にもぴったりの食材です。
とうもろこしの皮の部分は消化がよくないので
ミキサーですりつぶし、ポタージュで食するのがおススメですね。