五人が並んだテーブルに向かい合わせに
私が一人居た。
学校の会議室で説明が始まる。
担任より
「お母さんは★★先生にどんな事を求めますか?」
「真実です。
いったい★★先生はどんな気持ちで娘の事を話したんですか?
娘の事をどこまでご存知なのでしょうか?
娘は受け持ってもらった事はありません。
三年生の女子の事は存じませんが?
校内で二人だけの女子で一人を知っているから
それならもう一人も同じようなもの?
その発想は教育者としてどうなんですか?
生徒一人ひとりの個性を見ずに
『十把一絡げ』で見てるんですか?
生徒は『一山なんぼ?』の扱いですか?」
「いや〜〜。そんな気は絶対に我が校の教師にある筈がありませんよ。」
副校長がにこやかに話す。
「★★先生。お母さんに説明して下さい。」
この後の★★先生の話が不思議に記憶に残っていない。
目をそらしてゴモゴモと話す。
誤解だと言うがその言い訳が真っ当でないのはわかった。
「隣のクラスのアンケートでは
その日以後の授業で気になった教師の発言はなかったか?
に誰もアルと答えていません。
女生徒の個人情報の保護で具体的には聞けません。」
このアンケートでは保健室に来てる男子が
「あの先生面白いから誰も何も書かんよ。俺も書かんけん。」
保健の先生が娘を通じて
自分も嫌な体験をしてる事を話してもらって良いです。と
ちゃんと証言しますと伝えてくれた。
結局★★先生の娘を侮辱した発言はなかった事のようだ。
「私は納得出来ていません。
男社会の縮図のようなこの学校で
女性を見下すような発言はありませんか?
この学校の若い女性の先生や職員さんは
嫌な体験をされてるそうですが?
お気付きですか?
この市では男女参画社会の条例が制定されました。
ジェンダー・男女差を市民あげて考える時代ですよ。
その先頭を担う教育の現場で女性蔑視の風潮・発言があるのなら情けないですね。
女生徒が邪魔なら募集を止めたら如何ですか?
社会の風潮で男女平等を形だけ真似ただけですか?
もう一度女性の職員さんにもアンケートされてみては?」
気持ちがモヤモヤする。
★★教師のあのウロウロした姿に
他の教師は何も感じないのか?
この学校だけでは絶対に解決しない!
私は県の教育委員会に娘と二人で訪問して報告しました。
