先日完成したアルバムのアーティスト山本泰裕さんのお別れ会が
六本木のレストランで行われました。
山本さんは実は3年前に食道ガンになり余命一年宣告。
しかし、科学治療を拒否。自然療法で治癒を目指す選択。
＜なぜならば彼はマクロビオティック（食事療法）のプロで
広島カープの故津田恒美の最後の体質改善（延命治療）をした事でも有名で
その道ではかなり名の通った方でした。＞
自然療法で3年以上生きて、4／17日に永眠。
生前、やり残した事はなんだろう？
「オリジナル曲録音して、娘に残したい」
ご本人は、若い頃ほんとにミュージシャンになりたくて本気で活動してたらしく
歌ももちろん上手いし、オリジナルもクオリティーが高いものでした。
尊敬＆リスペクトするアーティストは山下達郎さん。達郎さんは山本さんには神でした。
あと、生楽器、バンドサウンドにこだわりもあると言う事で.....
なんと、そこで神の片腕の伊藤広規さんに（達郎バンドのベーシスト）に
ベースを弾いて頂けないかという話に。快く今回アルバムに参加して頂く事に。
伊藤さんに山本さんお会いした時にはしばらく涙が止まらずほんと感激という一言では
表せないもう究極の感動だったと思います。
強力な助っ人がもう一人。井上敦夫さん（元尾崎豊バンドのピアニスト）も参加。
コーラスにはアメリカで活動が決まってるボーカルの一葉さん。
大御所ばっかで肩身が狭いアレンジャー近藤になりました（笑）
アルバム締め切りギリギリの時、気力で魂の歌をほぼ全曲録音し直しました。
そのかいもあって歌は気持ちのこもった素晴らしい出来になってます。
もちろんアルバムの出来もすばらしい出来になってます。
さて、そのアルバムを最後の生き様として永眠した山本さんのお別れ会。
（こんな素敵な場所です）
なんと200人くらいきたかな～。もうすごい人でした。
そして誰もが故人は人に優しい、素晴らしい人だったと。
更にとにかくしんみりはやだ！って故人の要望で、
アルバム曲、仕事でみんなで歌っていた曲などをまじえ1時間弱のライブステージ。
（井上敦夫さん、伊藤広規さん、と、うどんこ....いいのか俺？＜笑＞）
こんなに人に愛されてる山本さんはほんと幸せだと思いました。
そして、自分が余命宣告されたらこんな生き方出来るだろうか？.....
たぶん出来ないかも。でも大きな心をもつ人に会えたことだけでも
僕の中には大切なものが残ったような気がします。
アルバム二枚目、そのうち僕もいくのでその時には是非作りましょうね～。
でもこんどは僕の意見ももう少し聞いてください（笑）
素敵な夜でした。
ご冥福をお祈りします。
そして沢山のみなさまのお力添えによりアルバム、お別れ会が凄く素敵に出来た事を
心より感謝します。ありがとうございました。