切り麦から温飩(うんどん)、饂飩、そして「うどん」へ | うどん坊一休のブログ

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名古屋市昭和区八事の『うどん坊一休』です。定番メニューはもちろん、オリジナルメニューも豊富!オススメは味噌煮込みならぬ『カレー煮込みうどん』!!地元メディアでも多数出演。夜には一年中みそおでんも用意(1本120円)。ご来店をお待ちしています!

先日の「体当たりうどん考」によると

~江戸時代に書かれた本に

「室町期にはすでに熱麦、冷麦があり、

これらを総称して切り麦といっていた」

と記録されている。

やがて切り麦を総称して温飩(うんどん)と言い始めた

と思われる。

温飩は、明治以降次第に饂飩と書かれ、

うどんと読まれるようになった。

この文字は、およそ80年の命脈を保ったのだが、

昭和21年に制定された当用漢字表で

「饂飩」の文字は削除され、

以後は平仮名で「うどん」と書かれるようになった。

漢字の廃止と共に美味しいうどんもだんだん姿を消してきたのは、

全く皮肉なことだと古い世代の者は思う。

お客さんによく聞かれてました。

屋号の「饂飩坊一休」の饂飩はあて字ですか?



 
元禄時代に書かれた金毘羅宮所有の屏風絵
     「金毘羅祭礼図」
当時うどん屋の印だった絵馬型の看板をつるした
3軒のうどん屋が描かれています。