徳川家康も麦ごはんを常食していたという、
歴史的な記述も残っています。
麦には白米より食物繊維が多く含まれているため、
白米を食べるよりも何倍もの噛む力が必要です。
そこで昔の人は、
麦ごはんを食べれば歯が丈夫になり、
少量で満腹感を味わえることに気づき、
大麦を白米に入れて食べる習慣を作りました。
白米の持つ炭水化物の吸収が大麦によって妨げられるため
太らないし、少量で満腹感も得られるという、
今で言うダイエット食品の代わりでした。
麦は便秘、糖尿病、整腸、肌荒れ、老化防止など
さまざまな症状に効果があります。
「和粗食のすすめ」 より