蔵十にとって、忘れてはいけないお客様 と云う方が数名、いらっしゃいます。
今日は、ちょっと、特別な日なんです
この、今日の日記、又、長くなるかもしれませんが、お付き合い下さい (^-^)/
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
よく今までにお客様から、聞かれたことに、「どうして蔵十って、名前を付けたんですか??」 とか、
「蔵十って名前、いいですねぇ・・・名前の由来を教えてもらえませんか・・・」などなど、お店の屋号に
対してのご質問や尋ねられたり、聞かれたりしました
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
蔵十を立ち上げたとき、目標として定めたのは、向こう十年、とにかく、やる!!何があっても
やり抜く、蔵十の十の字は十年間、何が何でもやると云う、自分の目標であり、決意表明です
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
旭区を選んだのは当時、子供も小さく、家内の実家、半径5キロ以内で捜しました
お店がオープンして、しばらくし、気がつくと、よく、お店を利用していただける、
変な云い方かも知れませんが、可愛らしいおばあちゃんがいらっしゃいました。(^O^)/
その、おばあちゃんが来る時は、いつも、自分の娘さんご夫婦、そして、お孫さん兄弟、御夫婦と
一緒に来られるのが多く有りました
よくよく、おばあちゃんを観察してみると、決まって土曜日は確実に来られるという事が、ホンマ
毎週の事なんでわかってきました ですから、こんな事を云ってはいけないのかもと思う気も
あるんですが、もう、いいでしょう・・・・・・時効と云うことで・・・(* ̄Oノ ̄*)
私達、蔵十では、その、おばあちゃんの事を通称、コードネーム 『土曜日のおばあちゃん』 と、
呼んでいました ホンマ、そう、名づけても、いいくらい物の見事に休まず
来て下さいました。
まだ、小さかったうちの子に手編みの帽子やチョッキ云うんですかねぇ・・ベストと云うのとか
卵の殻を利用して作った飾り云うのか、オブジェ??置き物??頂いたりとホンマにホンマ、ごっつい、
気にかけて下さり、ほんま有り難いなぁと、心から思えるお客様と云うか、ええ、おばあちゃんでした
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ある時、おばあちゃんの娘さんである奥様より、こんな事を店の帰り際、云われました
娘さん 「ほんま、うちの、おばあちゃん、蔵十さんの事、気に入ってるわぁ・・・知らんわよぉ・・・・・・」
私 「・・・・・・・・???」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
結局、謎は解明しなっかたよ・・・コナン君
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ずう~~~と、毎週、雨の日も風の日も、夏のクソ暑い日も、寒い雪の降ってる日も春の嵐も、そうそう、
黄砂の日も来てくれていたおばあちゃんが御病気で来れなくなりました・・・・・・・・
病名を聞くと辛かった・・・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
後で、ご家族様から聞かされたんですが、入院中も見舞いに訪れる家族に対し・・・・
「あんたら、蔵十さん行ったてるか・・・わたしは、もう、行かれへんかもわからんけれど・・・・
あんたら、蔵十行ったてや・・・・行ったらなあかんで・・・」
こんな事を、おっしゃられたようです
それを、聞かされた時、何ともいえん、気持ちになりました
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
おばあちゃんがお亡くなりになられたのは、蔵十が十年を迎える数ヶ月まえでした
おばあちゃんに、「おかげさまで、何とか十年やることができました」 と、直接、お伝えする事は
出来ませんでした ・・・・・・・・・
十周年を迎えるにあたっても何かしら空虚な日々を送りました・・・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
最初にご紹介した写真なんですが、おばあちゃんがお亡くなりになられた後、お孫さん御夫婦に
お生まれになった子供さんなんです
現在、ありがたくも御家族四世代の方とお店とお客様と云うお付き合いさせて頂いております
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本日、四月九日はおばあちゃんの三回忌にあたる日です
「おばあちゃん、蔵十、もうちょっと、この場所でがんばろう思てます~~~。。。
見守っといておくんなさいね たのんま~~~~~す」 (^O^)/