人生はマラソンだ

「人生はマラソンだ」

オランダ製作、倒産寸前の工場を救うため、ロッテルダムマラソンに挑んだおじさんたちを描いたヒューマン・ドラマです。

町の小さな自動車修理工場で働く中年男たち。といっても働く気はまったくなくいつも遊んでばかりで、いつの間にか工場は経営難で倒産寸前になってしまいます。
それじゃいかんと、フルマラソンに挑戦。
というのも、スポンサーをつけて走ってその会社を宣伝をすることでお金をもらおうってことなんですけど。まあ速いにこしたことはないんだけど、この場合完走すればＯＫということで、それなら楽勝とみんなナメて練習もろくにしないんです。
で、そこからいろいろいろいろありまして、最後はみんなで完走を目指すという。

そのいろいろな部分が、ほんと人それぞれいろいろありまして、人生もマラソンもそんなあまくない。そう簡単にうまくいかないってことなんでしょうね。しみじみ。

全体的にハートフルコメディということで楽しい感じでしたけど、ラストは意外でちょっとびっくりしました。でも心意気っていうのかな、男らしいというか素敵でしたね。
最初は反対しつつも、結局は応援しようと会場にかけつける家族の絆にもほろっとしたり。

結局は家族のお話なんですよ。家族、仲間っていうのは、いざピンチの時に絶対力になる存在なんだけど、それはお互いさまというか、自分自身もいざっていう時に家族を支えられる、助けられる存在になりたいという思いも大切なのではないかと。なんでも一方通行ではうまくいかない。
それこそが信頼関係だと思うし、そういう関係性にいつの間にかなっているっていうのが理想ですね。

そんな映画でした（笑）