「バチカンで逢いましょう」

夫を亡くしたマルガレーテは、家族と一緒に孫娘の住むローマに行くのを楽しみにしていました。でも娘にローマ行きを中止されたあげく、自分を老人ホームへ入れようとしていることを知ったマルガレーテは、ひとりローマ行きを決意するのですが…。

「バグダット・カフェ」のマリアンネ・ゼーゲブレヒト主演、ドイツ発ヒューマン・コメディです。

おもしろかった。でもちょっとガチャガチャしてたかな。
おばあちゃんと娘と孫娘。3人のエピソードを入れ込んじゃってるからまとまっていない。
特に残念だったのは、おばあちゃんが法王庁からデザート作りを頼まれるエピソードがあるんですけど、時間がなかったのか最後の方でさささっと描かれていました。法王のためにお菓子を作るっていうのがこの映画のみどころなんじゃないの?バラバラな家族が力を合わせるいいところなんじゃないの?
料理好きのおばあちゃんっていう設定なんだからもうちょっと料理しているところを見たかったな~。それがメインでもよかった。「かもめ食堂」みたいなのをついつい期待しちゃったせいか物足りなかったですね。なんかいらないシーン多かったな、孫娘と彼氏が歌歌っているミュージックビデオみたいなシーンは絶対にいらなかった(笑)

「バグダット・カフェ」は好きな映画ですけど、似たような映画を見たいとは思いませんし、この映画は全然違います。主役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトはあいかわらず愛嬌のあるおデブちゃんでしたね。「バグダット・カフェ」では妙なエロスを感じましたけど、あれから25年もたっているせいかエロスは感じられず、ただただ可愛らしいおばあちゃんでした。

人の気持ちも考えず自分勝手に決めちゃう娘(孫娘にとっては母親)。こういう人っているんだよなぁ。でも結局寂しいんでしょうね。そんな彼女に対して「とほほ」な感じのおばあちゃんも孫娘もけっこうクセがあるので娘(母)だけを責められないんじゃないかとも思いました。

とにかくいろいろな要素を盛り込んで「とりあえず楽しめ~」みたいな印象でした。
でも全体的にこのおばあちゃんみたいに明るい映画でした、見ると元気になるかも~。

ポスター A4 バチカンで逢いましょう 光沢プリント/写真フォトスタンド APOLLO

¥価格不明
Amazon.co.jp