今年見た映画77本目は

「まほろ駅前多田便利軒」

「ぼっちゃん」の大森立嗣監督が、三浦しをんの人気小説を映画化したヒューマン・ドラマです。

まほろ駅前で便利屋を営む多田。まほろに住む人たちのワケあり依頼を日々たんたんとこなす彼の元に、中学の同級生、行天が現れ、転がり込んでくるのですが…。

コメディっていうのかな、違うかな。原作がそうなのかもしれませんが、大森監督の作品の中では比較的ほんわかしてますね。私これと「ぼっちゃん」しか見てないんだけど。

主演は瑛太と松田龍平。プライベートでも仲いいのでしょうか。息ピッタリの演技です。2人揃った時の空気感がたまらなくいいです。
脇を固めるキャストもすばらしい。日本を代表する役者さんばかりです。

ぶっきらぼうで優しい。っていいよね。こういう人理想だわ。
2人とも無口ですが、ちゃんと見てるし、ちゃんと知ってる人。
痛みを知っているから、人にも優しくなれるんですね。
まほろの人たちは、2人に助けられ、守られ、癒されていきます。

行天が多田にいうセリフ。
「誰かに必要とされるってことは、誰かの希望になるってことでしょ」

そうですね。そうでした。

優しい人ってこういう人。
優しさってこういうこと。

そんなことを教えてくれた映画ですね。優しさに飢えている人必見です、あっ私か(笑)