昨年見た映画143本目は

「マーガレットと素敵な何か」

ソフィー・マルソー主演のハートウォーミング・ストーリーです。

恋も仕事も順調な40歳のマーガレットに突然届いた手紙。差出人は7歳の時の自分だった…。

「ラ・ブーム」でデビューしたソフィー・マルソーも、もう40代。久々の主演作で大人の女性を好演しています。

子供の頃とはいえ、公証人まで雇って書いた手紙を忘れちゃうものかな…という疑問も、「あ~なるほど」と思う展開に。
忘れちゃったのではなく、無理から忘れようとしたのですね。

両親の離婚、貧乏な生活。今までの自分と決別し、新たな人生を歩もうとした少女。
でも、できることなら忘れたくない、変わりたくない。そんな最後の望みを手紙に託します。
そんな7歳の自分に対して、今の自分が出した答えにも納得。

過去に戻る事はできなくても、本当の自分に戻る事はできるはず。

自分を貫くことの難しさ、大切さを教えてくれたおしゃれで優しい映画でした。