『輝羅命者(キラメイジャ)』
古代中国は唐の時代、シルクロードを通じて波斯(ペルシャ、ペルシア)の文化が中国に伝わったことは有名だが、
その際にペルシャの医師たちが唐へやってきて、当時の中国人に医学を教えたということがわかっている。
ペルシャの高い医学知識を持っていた彼らは、当時の中国人からするとまるで魔法を使ったかのように病気を治すことができ、
彼らの尽力により唐の医療は「魔進仙態(マシンセンタイ、魔術(医術)の進歩はまるで仙術のような状態だ、という意味)」と呼ばれるまで発展したという。
全力で医療に従事した彼らを、人々は「命を綺羅星の様に輝かせる者」、すなわち「輝羅命者(キラメイジャ)」と呼び讃え、
またその功績により唐の皇帝から「覧土明師(ランドメイジ)」、「守界明師(スカイメイジ)」、「輝羅命神(キラメイジン)」などの称号を授かったことが記録に残っている。
また彼らは輝羅命守遁(キラメイシュトン)と言う魔除けの宝石を身に着けていたことから、「宝石の魔法使い」「指輪の魔法使い」などと呼ばれていたことも参考として記しておきたい。
現代、スーパー戦隊シリーズという特撮番組で魔進戦隊キラメイジャーという番組が放送されているが、
ピンクが女医であること、番組タイトルや宝石が出てくることなどから考えても、これは輝羅命者の故事がモチーフなのは疑いようのない事実である。
なお宝石の大きさを示す単位にカラットというものがあるが、これは上記の輝羅命守遁(宝石)が中国を経由し日本に来た際、
その大きさに驚いた日本人が「唐渡石(カラトいし、唐から渡って来た宝石という意味)」と呼んだことが語源である。
これらペルシャの宝石類は、シルクロードに並ぶ宝石の交易路「クリスタリア宝路」を通じ中国や日本にもたらされたことは意外と知られていない。
民明書房刊『命、燃やすぜ！〜古代中国医療の歴史とその発展』より
キラッと参上、カラッと解決！
魔進戦隊
キラメイジャー！！
ということで、よーーーやく、現在放送中の三大特撮、
仮面ライダーゼロワン
ウルトラマンZ(ウルトラマンゼット)
そして今回の魔進戦隊キラメイジャーの３つの民明書房が揃いました！
ウルトラマンZ(ウルトラマンゼット)
そして今回の魔進戦隊キラメイジャーの３つの民明書房が揃いました！
(ゼロワンの)番組終了前に発見してよかった；
キラメイジャーはレッドがコロナになるなど、コロナ影響を強く受けたスーパー戦隊シリーズになりましたね…
その語源が医学的なものであることは、ある意味運命だったのかもしれません(白々しい)
ゼロワンは佳境、次回はついにアークゼロvsゼロツーとなるみたいですね。こちらも見逃せない！
特撮×民明書房はまだまだ探していきます。頑張ります！
閑話休題。
キラメイジャーの民明書房、ようやく完成です！
コロナ影響で大変な医療関係者へのエールを意識して作りました。
最初「綺羅明者(キラメイジャ)」としてネタを作りつつあったのですが(内容の流れ的にはほぼ一緒)、
やまなさんがコメントで「綺羅明者」のネタを出していただいた事を受け、モロかぶりはまずいだろうということで急遽変更。
キラメイジャーのコンセプトである「キラキラ(綺羅)輝く人の活躍」と「命燃やすぜ！」を使って「輝羅命者(キラメイジャ)」としてみました。
そう、命燃やすぜ！で気づいた人もいると思いますが、
平成ライダーネタのうち、「仮面ライダーウィザード」「仮面ライダーゴースト」をここで消化しています。
(ウィザードは「指輪の魔法使い」というあたり)
ジオウの時は20作品全部作ろうかと意気込んでいたのですが、見た事のない画面ライダーはネタすら浮かばないことに気づき放置していたんですよね…
ということで、とりあえず自然に(!?)仮面ライダーネタを突っ込むことに。
他の平成ライダーは、ネタが固まれば作る……かも？
そして…仮面ライダー界隈では有名なあのパチモンも構想だけはアリ……！？
中世ペルシア(ペルシャ、波斯)はロマンありますよね。占星術、錬金術、拝火教などなど、オカルト界隈では垂涎な地域です。
ペルシャと言えばやっぱり「プリンスオブペルシャ」(個人的感想)。
ちょっと遊びましたが、難しい難しい。
罠にあっさりかかって死ぬのがリアルでした。
あと…唐突に「唐渡(カラト)」で日本が出てきますが、これはネタが中国＝音読み当て字、日本＝訓読み(または音訓)当て字というマイルールがあるためです。
このマイルールを作るにあたって、当時某匿名掲示板で一悶着あったのですが(それに関する民明書房を投稿しています)、
それについてはまた話す機会があれば公開します。
それでは、またよろしくお願いします！
3〜5日を目処に公開していきますので、時々覗きに来てください！