『奥統万 絶闘(オウトウマン ゼットウ)』

古代中国は春秋戦国時代、群雄割拠の国の一つに光という国があった。
その国の者はみな大柄で、気は優しくて力持ちという者ばかりだったため、人々から「光の巨人」と呼ばれており、主に近隣諸国の警備などで生計を立てていたという。
彼らは普通に熊と素手で渡り合える程の力を持っていたが、さらにそれだけではなく、数分という短時間ではあるものの
人間が無意識にセーブしている力を意図的に引き出す「万物を統べる奥義」、すなわち「奥統万(オウトウマン)」を駆使して戦ったことがわかっている。
奥統万を習得した戦士は「麗王(レオ)」「聖聞(セイブン)」「絶狼(ゼロウ)」「衛守(エイス)」「帝牙(テイガ)」「衛悌(エイテイ)」「慈偉導(ジイド)」など
数多くいたことが伝えられているが、中でも「万物を統べる奥義を使い、闘いを絶えさせる(終わらせる)」と言われた
「奥統万 絶闘(オウトウマン ゼットウ)」という者は、「五衝波九打砕(ごしょうはください)」という技により二千人の秦軍を退け、光国を守ったことで有名である。

現代、「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」としてギネス世界記録に認定されているウルトラシリーズという特撮番組があるが、
光の巨人ウルトラマンから始まる数々のウルトラ戦士たち、またその設定から考えても、この故事の奥統万が由来となっていることは明らかである。
なおウルトラマンが腕を十字に組み合わせて放つ「スペシウム光線」とそのポーズは非常に有名だが、
これは故・円谷英二氏が奥統万拳法の総本山「奥統宮(おうとうきゅう)」にて鑑賞した演武、「守平修武交戦(シュペイ シュウブ コウセン)」の
1シーンから着想を得たという事は意外と知られていない。


民明書房刊『ウルトラマン、その歴史と由来〜光の国からぼくらのために〜』より









ご唱和下さい、我の名を!



ウルトラマン!ゼェーーーット!!



よーーやく、ウルトラマン、ウルトラシリーズ、そしてウルトラマンZ(ウルトラマンゼット)の民明書房を見つけることができました。

これで、三大特撮ヒーローである
ウルトラマン(これ)が揃ったことになります。


え?
それをやるなら、現在放送中の
仮面ライダーゼロワン
魔進戦隊キラメイジャー
ウルトラマンZ
じゃないのかって?







閑話休題。



中国語で「ウルトラマン」は「奥特曼」と呼びます。

「奥特曼(オータァマン)」の発音とか、なぜウルトラマンがオータァマンになってしまうのかについて詳しくは
この記事↓の下から1/3くらいに書いてあるのでそちらを見てください。

今回の民明書房が「ウルトラマン」ではなく「オウトウマン」になっているのは、これを多大に参考にしています。
というか、音読みで「う」、「る」、「ら」と読む漢字は非常に少ないので、「ウルトラマン」とかだと音訓混じりにするか、意味の通じない当て字にするかしかないんですよね。
ちなみに、こういうケースに遭遇した場合、れいにーは「うん」「りゅう」「らん」などで置き換えてごまかしますニヤリ
当て字には涙ぐましい努力があるんです。

あと参考までに、台湾ではウルトラマンを「超人力霸王」と呼ぶそうです。
超人力覇王、なんかカッコいい…!

※参考までに、ウルトラマンZ(ウルトラマンゼット)は『泽塔奥特曼』(中)、『超人力霸王Z』(台)となります。
『泽塔奥特曼』はむりやりカタカナで書くと「ゼァッタァオータァマン」と読みます。奥特曼はなぜか名前の後ろに来るらしい。



子どもが最近土曜朝は「おしりたんてい」から「ウルトラマン」にシフトしてきたので、たまたまウルトラマンゼットも第一話見ましたが、コメディも多くてなかなか面白そうですね。
あと、サブタイが昭和風だったのが驚きでした。
「ご唱和下さい、我の名を!」は、もしかしたら「ご昭和ください!」とかけてあるのかもしれませんね!


さてさて、最近は筆が走り「むぅ!」版ばかりですが、「羽園先生の語源すごいぜ!」も鋭意書き起こし中です!
羽園先生のは質問者から始まるんで、むつかしい文章はいらない代わりに書く量が多いので地味に時間かかるんですよね…
あと、「新版・世界偉人変人辞典」もテーマ分けしました。こちらも2ネタくらいストック中! 

あと、先日初めて「民明書房」での検索結果トップ5が全てれいにーの記事という状況に遭遇しました。
みなさんいつも記事を読んでいただきありがとうございます!




ということで、次の目標はハッシュタグ「#民明書房」の人気記事でトップを取る事です。
ちなみにハッシュタグ人気記事上位5つの中にれいにーは1記事もランクインなし。厳しい世界だ…!


それでは、また!
年内くらいには「民明書房で100ネタ公開」を達成できるようにのんびり頑張ります!