『押頭 銀河排難立偉(おうず ぎんがはいなりい)』

華面来多(かめんらいた)で有名なマガダ国(摩国)のオーマジ王(央摩慈王)には、オゥズ大臣(押頭大臣)という参謀がいたことは
これまでにも何度か説明してきたが、この項ではこのオゥズ大臣に焦点を当ててみる事にしよう。

ソーグォ王子時代から伴傍位(はんぼうい、傍に伴なう位を持つ者の意味)という役職で若きオーマジ王の
フォローをしていたオゥズ大臣は、本名をクロウ=オゥズといい、当時の人にしては高度な知識を持っていた事が知られている。
その知識は未来人なのではと噂されるほどで、これを使い地球の本棚(アカシックレコード)を調べることができたとも
未来の出来事を話すことができたとも言われており、いずれにせよ聡明な人物だったことがうかがえる。
オゥズ大臣は、慈王統利任体(じおうとりにてい)にてオーマジ王から司法のトップに据えられた際、自ら
「この銀河中の難を排し、王の偉大さを祝い立てる者」、すなわち「押頭 銀河排難立偉(おうず ぎんがはいなりい)」と称し、
惑制(わくせい、惑いを制す)や退妖(たいよう、妖を退ける)という内容の祝詞をあげながらオーマジ王を盛大に祝ったという記録が残っている。
慈王通(じおうつう)とも呼ばれたオゥズ大臣にとって、オーマジ王の左腕として働けることはよほど嬉しかったのであろう。
なおこの銀河排難立偉から、堂々とした振る舞いをする「排難立偉態(はいなりいたい)」が生まれ、
華面来多(かめんらいた)「雷打態(らいだたい)」「安間態(あまたい)」、魅雷動応知(みらいどうおうち)「風茶態(ふうちゃたい)」と合わせて
華面来多(現代の変面(変臉))の四態と呼ぶことがあることを参考までに触れておきたい。

現代、仮面ライダージオウという特撮作品の中で、熱狂的過ぎてファンボーイとも揶揄されるウォズという人物が
仮面ライダーになり、さらにウォズギンガファイナリーという強化フォームに変身するというストーリーがあるが
これまでのジオウとオーマジ王の関連性から考えると、これは間違いなくオゥズ大臣と押頭銀河排難立偉がその由来である。
なお、「銀河」という概念は1609年にガリレオによって天の川銀河が確認されるまでは一般的ではなく、
このオゥズ大臣の「銀河中の〜」発言はオーバーテクノロジーの証拠であるとして、
マハーバーラタに出てくる超高熱兵器インドラの矢、ラーマーヤナに出てくる空飛ぶ乗り物ヴィマーナ等とともに
古代インドには銀河から宇宙人が来訪しており、高度な技術を与えていたのではないかと提唱するオカルティストも多い。


民明書房刊『祝え!平成仮面ライダー20作品 奇跡の軌跡〜Now, Over “Quartzer”』より



・華面来多(仮面ライダージオウ)シリーズの民明書房
華面来多(かめんらいた):仮面ライダージオウ
魅雷動応知(みらいどうおうち):白ウォズとミライドウォッチ
慈王頼導王治(じおうらいどうおうち):オーマジオウとアナザーライダー
芸通利倍(げいつうりばい):ゲイツリバイブ
帝継道(でいけいどう):ディケイドとライドヘイセイバー
戴無邪苦禍(たいむじゃくか):タイムジャッカー、スーパータイムジャッカー









投影!
ファイナリータイムッ!

ギンギンギラギラギャラクシー!
宇宙の彼方のファンタジー!
ウォズギンガファイナリー!!
ファイナリー!!!



はい、ようやくウォズギンガファイナリーの民明書房探索完了です。
未来人とか地球の本棚(映画のアレ)とか無理にネタを入れたため、長い上に一部とりとめのない感じになっちゃってますが
まぁたまにはこんな感じでもいいかなと(放棄)


劇場版の情報も公開されましたね!
ISSAライダーは普通に不思議な事が起こりそう。こちらもどうなることやら。

華面来多シリーズも増えてきて、だんだん整合性を取るのが難しくなってきました。
年表見ながら頑張ります笑い泣き