背伸びして転んで
咲きほこる春

傷つけて悔やんで
揺れている夏

人は生きることを学んでいく
死に近づくたびに

人は生きることを学んでいく
死に近づくために

学び疲れた体には
偉大な忘却が来る
教科書は
未来になれずに

相変わらず
落書き帳のままだ

かさばっていく知識は
出番を待ち続けてる

忘れまい
忘れまいとしていた記憶を

投げ捨てることで
ようやく自分のものにする
僕達のあやふやさは
百年先も
保たれていくだろう

そのあやふやさが
僕達をつなぐ
唯一の場所だ

額に触れた
頼りない手が
今日を許す
検索すれば
すぐに見つかる
私にぴったりの欲望が

人間が数十億年かけて溜めていったもやもやが
この1ページに圧縮される

はきだめのような
みにくいことばも
からまわりした
うつくしいことばも
誰かに見つけて欲しくって
君は暗闇に隠れている

誰かに磨いて欲しくって
君はいびつな言葉を放つ

何の目印もない場所で
独りで静かに座り込み

街の光の点滅を
明け方まで見届ける
片付けられなかった
昨日の宿題が
今日の宿題を邪魔する

強がる言葉は
いつも宙を浮いている

不安は急かすように息をするから
存在しない声にすら
耳をふさいでしまう
日々を重ねるにつれ
先のことはだんだん見えなくなる

守れないかもしれないと
思いながら増えていく
約束の数

慌てて取り繕った言葉の
辻褄を合わせるために
僕は大人になった
笑いすぎて
涙が出る
悲しすぎて
おかしくなる

分かりすぎて
分からなくなる
眠たすぎて
眠れなくなる

何でもありすぎて
何もない
何もなさすぎるから
何かある気がして
おそるおそるカーテンを開く
他のテーマでブログを書いていたのですが,結局書きたいことが見つからなくて、それで一番書いてみたい「詩」をテーマに書いてみようと思いました。出来も悪く長続きしないかもしれませんが、長い目でお願いします。